理事会・委員会議事録

第121回理事会
(2005年1月28日午後1時から,東京・虎ノ門パストラルにおいて 第121回理事会が開かれ次の議案が審議された)

議題
(1)報告事項
   1)一般報告
   2)委員会報告
      総務委員会
      財政委員会
      編集委員会
      学術委員会
      国際交流委員会
   3)日本医学会,日本学術会議,日本医学教育学会について
   4)その他
(2)協議事項
   1)第15期役員・評議員の選出手続きについて
   2)委員会運営内規の一部変更について
   3)日本農村医学会ホームページの立上げについて
   4)第53回日本農村医学会学術総会収支決算について
   5)日本農村医学会雑誌の電子ジャーナル化について
   6)学術総会募集演題の分類見直しについて
   7)第54回学術総会演題募集要領について
   8)国際農村医学会及びアジア農村医学会について
   9)第54回学術総会及び第10回アジア農村医学会総会に対する経費支出について
   10)特別プロジェクト各部会事業の実施要領について
   11)倫理委員会規程の制定と委員の委嘱について
   12)平成15年度農薬中毒臨床例調査の結果報告について
   13)平成17年度全共連委託研究課題の推薦について
   14)現地理事会及び今後の会議日程について
   15)その他

第15期役員・評議員の選出手続きが決まる
 総務委員会の報告のとおり,第15期役員選出のための手続きが承認された.手続きとしては,3月の初めに個人会員については本人宛に,施設会員については,施設会員の所属施設長宛に役員改選の公示が送付さるが,それにもとづいて役員あるいは評議員候補の立候補あるいは推薦が行われ,これをもとに支部内における候補者の取りまとめが行われる.
 1.選任の種類
   任期満了に伴う全員改選
 2.役員等の任期
   理事・監事  平成17年10月29日から平成19年10月28日までの2年間
   評議員    評議員の選任にかかる理事会(平成17年10月19日開催の第123回理事会・予定)終了
          のときから,任期満了に伴う次期評議員の選任が行われる理事会終了の時まで
 3.選出する役員等の数
   理 事   20名以上25名以内,理事長および副理事長2名を含む
   監 事   3名以内
   評議員   100名以上150名以内
   地区別候補者数
            理事    監事      評議員
                      地区推薦枠 理事長推薦枠
     北海道・東北  6     1     30     −
     関東・甲信越  9     1     50     −
     北陸・東海   5     1     30     −
     西日本     5     −     30     −
        計    25     3     140     10
 4.役員等候補者の要件
  @ 役員等の候補者となる者は,定款第6条(1)のア)及びイ)に規定する正会員とする.
  A 理事・監事は,理事・監事推薦内規により評議員歴3年以上とし,理事は就任日現在の
    満年齢が70歳未満の者とする.
  B 評議員は評議員推薦内規により,本学会の学術総会あるいは学会誌においてすでに発表
    を行っていなければならない.
  C 14期中に特別の理由がなく,評議員会あるいは学術総会に一度も出席していない者は,
    15期の役員候補者に推薦されることができない.
 5.役員・評議員選出の手順
  (1) 地区内候補者のとりまとめ
    @ 候補者の取りまとめは,各地区において支部長を中心に,複数からなる役員等推薦
      世話人会を組織し,候補者のとりまとめを行う.
    A 候補者は,立候補した者又は理事・監事あるいは評議員の推薦による者とする.
    B 立候補者又は候補者を推薦しようとする者は,支部長に対し次の様式による届を行う.
      なお,在任中の役員等は略歴書を省略することができる.
       提出期限:平成17年4月10日(日)
       立候補の場合:立候補届(様式1),略歴書(様式3)
       推薦の場合:候補者推薦届(様式2),略歴書(様式3),同意書(様式4)
       届出期限:平成17年4月10日(日)
    C 支部長は,地区内候補者の人選結果を理事長宛に報告する.
            (様式5及び6.様式1及び3又は様式2・3及び4を添付)
       提出期限:平成17年5月15日(木)
  (2) 支部長(連絡先)
     北海道・東北地区   寺井 継男   札幌厚生北野病院
                        063-0864  札幌市清田区北野四条東5丁目
                        (011)885−7712 Fax(011)885-7868
                         (平成17年4月1日以降)
                        060-0013  北海道札幌市中央区北13条西16丁目2-2
                        (011)716−3906
     関東・甲信越地区   真田 勝弘   総合病院土浦協同病院名誉院長
                        300-0053  茨城県土浦市真鍋新町11番7号
                        (0298)23-3111 Fax(0298)23-1160
     北陸・東海地区    浜田 正行   鈴鹿中央総合病院長
                        513-0818  三重県鈴鹿市安塚町字山之花
                                    1275−53
                        (0593)82-1311 Fax(0593)84-1033
     西日本地区      明石 光伸   大分県厚生連鶴見病院長
                        874-8585 大分県別府市大字鶴見4333
                        (0977)23-7111 Fax(0977)23-7039
  (3) 役員及び評議員候補者の取りまとめ・決定
     5月末開催の支部長・常任理事合同会議において役員(理事・監事)及び評議員候補者を
     選出し,6月開催の第122回理事会において役員・評議員候補者として決定する.
  (4) 選任および承認
    @ 評議員は,10月開催の第123回理事会において選任され,第54回通常総会において会員
      の承認を受ける.
    A 役員(理事及び監事)は,10月開催の第40回評議員会において選任され,第54回通常
      総会において会員の承認を受ける.
 6.理事長・副理事長の選出
   理事長は,6月の理事候補者決定後に,理事長選出内規にもとづく理事長選挙が公示され,
   第40回評議員会における理事選任後に開催の第124回理事会において,選挙により選出し,
   副理事長は理事長が推薦する.この結果は,翌日の通常総会に報告される.

委員会運営内規が一部変更される
 総務委員会の報告のとおり,委員会運営内規の一部が変更され,小委員会設置の規定が追加された.
 小委員会委員の任期は1年.現在ホームページ立上げ作業を続けてきたホームページ小委員会はこれ
 をもって追認され,任期は平成16年10月1日から1年間となる.

第53回日本農村医学会学術総会収支決算を承認
 昨年10月に秋田市で開催された,第53回日本農村医学会学術総会の収支決算が承認された.
 収入・支出の総額は29,201千円.

日本農村医学会雑誌の電子ジャーナル化準備進む
 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の科学技術情報発信・流通総合システム(いわゆるJ‐STAGE)を利用して行われる,本会の機関誌「日本農村医学会雑誌」の電子ジャーナル化については,ホームページの4月の正式運用に合わせ,52巻4号〜53巻2号,53巻4号〜53巻5号を一挙に公開すべく準備が進められている.また53巻6号以降は,冊子の発行後10日を目途に公開する予定. 電子ジャーナル化は,各巻1号〜6号までの全部を対象とするが,1号〜2号及び4号〜6号については,論文全文のPDFと書誌情報(表題,著者名,所属,抄録,キーワード等)及び引用文献情報を公開する.学術総会の抄録集は,演題登録にJ‐STAGEの予稿集公開システムを利用して演題登録を行い,これもJ‐STAGE上で予稿集として公開される.学会長講演や教育講演・特別講演等は,書誌情報(表題,演者,所属)と講演原稿のPDFで,一般演題は書誌情報(表題,発表者,所属,キーワード)と抄録が同一画面に掲示する方法で公開される.
なお,J‐STAGE上で電子ジャーナルとして公開できるものに制限があるため,内容によりJ‐STAGE,日農医ホームページ及び学術総会ホームページに分けて掲載される.

第54回学術総会演題募集要領が決まる
 第54回学術総会の演題募集要領が承認された.今回の要領で前回との大きな変更点は次の通り.
 @ 一般演題の発表形式は,ポスター発表のみとする.
 A 演題登録はインターネットによる登録のみとする.
 B 演題登録がJ‐STAGEの予稿集公開システムを利用して行われることから,登録の締め切りを連休の前
   の4月27日(水)とする.
 C 募集演題の分類見直しが行われ,大分類の名称が変更されたほか,新たに大分類「農村医療マネジメント」が追加された.

国際農村医学会及びアジア農村医学会
 国際交流委員会報告のとおり報告があり,報告の内容が承認された.

第54回学術総会及び第10回アジア農村医学会総会に対する経費支出
 例年どおり,国内の学術総会に対する経費支出とアジア農村医学会に対する経費支出のための,学術総会積立特定資産の取り崩しが承認された.3月末には両大会に対し支出がされる.

特別プロジェクト各部会事業の実施要領
 各部会では,4月から研究を開始することを前提に検討されているが,その概要について報告された.

倫理委員会規程,次回に提案
 特別プロジェクト事業の研究を進める上で,患者さん又は調査の被対象者のインフォームドコンセントに対応するため,倫理委員会規程を設けることとして,学術委員会において倫理委員会規程が検討され,その案が提案された.これを受け,6番目の委員会として倫理委員会を設置することが決まり,総務委員会において規程の検討を行い,次回理事会に提案することになった.

平成15年度農薬中毒臨床例調査の結果報告について
 特別研究プロジェクトの農薬中毒部会の発足にともない,農薬中毒臨床例調査は15年度をもって終了した.この結果は,日本農村医学会雑誌掲載される予定.

平成17年度全共連委託研究課題が決定
 毎年JA全共連から,農家組合員の健康福祉の向上に資するための医学研究の委託を受けているが,平成17年度の研究課題として,2年継続事業が2件,単年度研究が9件,計11件の応募が寄せられた.これに対し,1月28日開催の学術委員会で審査され,その意見を添えて全共連へ提出していたところ,下記6件がその対象に決定した.
今回は,全6件が単年度の委託研究となった.

  (1)遺伝子検査を併用した個別禁煙支援
                    廣島総合病院健康管理課 碓井 裕史
  (2)農村部地域住民におけるメタボリック症候群の実態
                    東濃厚生病院内科 大林 浩幸
  (3)RT-LAMP法またはMSP-LAMP法を用いた微量肺癌細胞の術中迅速診断
                    総合病院土浦協同病院病理部 池田  聡
  (4)種々の悪性腫瘍における上皮成長因子受容体(EGFR)
               遺伝子の遺伝子変異の検討
                    総合病院土浦協同病院呼吸器内科 高部 和彦
  (5)日本産蜂毒によるハチ特異IgE抗体測定への試み
                    日本農村医学研究所 佐々木眞爾
  (6)中小病院における血液検体,全ての至急対応,30分報告システムの構築
                    JA高知病院検査科 中山 拓郎



委員会報告
(2005年1月28日午前11時から,東京・虎ノ門パストラルにおいて総務委員会,財政委員会,編集委員会,学術委員会,国際交流委員会が開かれ,理事会に提出する議案を中心に審議が行われた.審議事項,審議の概要は次のとおり)

総務委員会
1.審議事項
 @ 第15期役員・評議員の選出手続きについて
 A 委員会運営内規の一部変更について
 B 日本農村医学会ホームページの立上げについて
 C 倫理規程の制定について
2.審議の概要
 @ 現役員・評議員は本年10月末をもって任期が満了するのに備え,次期の役員・評議員の選出手続き
   について審議した.その結果,評議員については従前通り,評議員推薦内規第3条に基づき,各支部
   からの推薦を求めることとした.役員については評議員会で選任することも従前通りとする.以上を
   理事会に諮る.
 A 現行の「委員会運営内規」には「小委員会」についての規定が欠けている.下記の如く「小委員会」
   設置に関する1条を追加し,旅費支給についての付記を付けることを理事会に提案する.

   委員会運営内規の改正案
  第8条の後に
  (小委員会の設置)
  第9条 委員会は運営上の必要に応じて,理事会の承認を得て小委員会を設置することができる.
   2.小委員会は委員会の定める方針に従って業務を行い,その結果を委員長に報告する.
   3.小委員会委員は委員会が選任し,その任期は1年とする.ただし再任を妨げない.
   4.小委員会は,委員会が業務終了と認めた時には,理事会の承認を得て解散する.
  現行の第9条以下を第10条以下へ移行する.
  付則3.以下を下記の通りに改正する.
   付則3.委員会・小委員会出席者への旅費支給は常任理事会の議を経て行う.
   付則4.この変更内規は平成17年1月28日から施行する.
 B 本委員会の「ホームページ小委員会」で作業を続けており,順調に進んでいる.
   さらに作業を進めて2月下旬までにはインターネット上で試行的に見られるようにし,
   4月からは正式に運用を開始する予定である.
   この経過を説明し,2枚のページをイメージ用に提示して理事会での協議を求める.
 C 学術委員会から,事業を進めるに当たって倫理委員会規程を制定する必要があるとして,
   同委員会起草の「日本農村医学会倫理委員会規程(案)」を提示された.これを審議の結果,
   1)まず「倫理委員会」を設置する必要がある.
   2)「倫理委員会規程」は,定款,委員会運営内規,委員会運営内規細則と整合性がある必要がある,
   と意見が一致した.
 D 本委員会としては,今回の理事会には「倫理委員会」の設置を提案し,「倫理委員会規程(案)」
   については,委員会運営内規,同細則の若干の修正,規程(案)の若干の修正を行って整合性を考慮
   した上で,改めて次回以降の常任理事会・理事会に提案することとした.

財政委員会
1.審議事項
 @ 第53回日本農村医学会学術総会収支決算について
 A 第54回学術総会及び第10回アジア農村医学会総会に対する経費支出について
 B 平成15年度農薬中毒臨床例調査報告(会計)について
2.審議の概要
 @ 公正妥当である.
 A これらの支出については既に理事会で了承済みであるが,この支出を確定する為には,学術総会
   助成積立特定資産取扱規定第3条第2項を満たすことが必要であり,この議案は取り崩す手続きの
   為のものであって,財政委員会としては両学会に対する助成金支出を了承する.
 B 調査結果については未だ報告はないが,収支決算に関しては妥当であると認める.

編集委員会
1.審議事項
 @ 日本農村医学会雑誌の発行状況について
 A 日本農村医学会雑誌の電子ジャーナル化について
 B 学術総会募集演題の分類見直しについて
 C 第54回学術総会の演題募集要領について
 D その他
2.審議の概要
 @ 5号は理事会にて第54回学術総会の演題募集要領が決定次第直ちに印刷発行する.その他原稿も
   順調に集まっているので予定通り他の号も発行する予定である.
 A 本学会ホームページ公開(4月1日)に併せて52巻4号より学術総会抄録集を除いて全て一挙に公開する.
   以後冊子の発行後10日を目途に公開していく.
 B 学術委員会報告を参照
 C 英文誌発行に当り英文編集委員3名を推薦する.
    菊地 顕次(由利組合総合病院脳神経外科)
    大久保充人(佐野総合病院名誉院長)
    塩飽 邦憲(島根大学医学部環境予防医学教授)

学術委員会
1.審議事項
 @ 平成15年度農薬中毒臨床例調査の結果報告について
 A 学術総会募集演題の分類見直しについて
 B 第54回学術総会演題募集要領について
 C 平成17年度全共連委託研究課題の推薦について
 D 特別プロジェクト各部会事業の実施要領について
 E 倫理規程の制定と委員の委嘱について
 F 研究奨励賞選考委員会の日程について
 G その他
2.審議の内容
 @ 平成15年度農薬中毒臨床例調査の結果報告について
   詳細報告書を学術委員,理事長,副理事長に目を通していただき,最終的に承認の上,編集委員に
   回す.
 A 学術総会募集演題の分類見直しについて
   さらに修正した.
 B 第54回学術総会演題募集要領について
   夏川学会長からの説明の通り.
 C 平成17年度全共連委託研究課題の推薦について
   全てを単年度研究扱いとし,5題を順位付けし,全共連へ決定を付託.
 D 特別プロジェクト各部会事業の実施要領について
   資料に従い,農機具災害,農薬中毒については,それぞれ立身,椎貝統括責任者から,生活習慣病に
   ついては学術委員長が,原責任者に代り理事会の場で説明する.
 E 倫理規程の制定と委員の委嘱について
   学会として必要事項であるが,制定についての細部は総務委員会の分掌議題となろう.
 F 研究奨励賞選考委員会の日程について
   4月23日(土)編集委員会終了後に行う.当委員会から正副委員長が出席する.

国際交流委員会
1. 審議事項
 @ 国際農村医学会の件
 A アジア農村医学会の件
 B その他
2.審議の概要
 @ 第16回国際農村医学会が,2006年6月18日〜21日,イタリア,クレモナで開催されることについては
   前回報告をされたが,その後新たなニュースは入ってこない.
 A 第10回アジア農村医学会については,1月28日,9時〜11時の2時間にわたり,林理事長をはじめ
   組織委員の長である真田勝弘先生(総務委員長),山根洋右先生(プログラム委員長),大井利夫
   先生(財務委員長)代理の関口善孝先生(日本農村医学会財政委員長)のご出席のもと,準備状況の
   報告と共に,今後の進め方について検討を行った.その結果概ね以下のような結論に達したが,
   この件については委員会において了承された.
  1)日本農村医学会が主催をするはじめてのアジア農村医学会であり,学会会員全体の積極的なサポート
    が必要である.
  2)国内からの出席者を多く確保するために,各施設会員からは必ず複数の出席を求める.また,理事,
    評議員には全員参加を求めるが,各理事の方にはさらに多くの会員の参加を勧めてもらう.
  3)国外については,各国の代表者に多くの参加を呼びかけていただくよう働きかける.
  4)参加いただく先生方には,積極的に演題を出していただくようお願いする.
  5)1stサーキュラーは既に配布されたが,2ndサーキュラーを,登録,演題募集開始にあわせて,
    3月はじめに作成・送付する.
    これには主要なプログラム(特別講演,シンポジウムなど)も掲載できるようにする.
    その内容について,詳しく検討された.
  6)後援団体には,日本病院会,全厚連,全共連に依頼する.
    また,PRのため,日本農村医学会誌,日本農業新聞,厚生連病院長会ニュース,文化連情報に
    依頼をする.


    | セキュリティプライバシーポリシー著作権について
All Rights Reserved, Copyright(C) The Japanese Association of Rural Medicine