理事会・委員会議事録

 

第122回理事会
(6月24日午後1時から,長野県軽井沢町・軽井沢プリンスホテルにおいて第122回理事会が開かれ次の議案が審議された)

議題
  (1) 報告事項
    1) 一般報告
    2) 委員会報告
       総務委員会
       財政委員会
       学術委員会
       編集委員会
       国際交流委員会
    3)日本医学会・日本学術会議・日本医学教育学会について
    4)国際農村医学会について
    5)特別研究プロジェクトの実施状況について
    6)ホームページ開設後の状況について
    7)平成17年度全共連委託研究について
    8)その他
  (2)協議事項
    1)第54回学術総会プログラムについて
    2)平成17年度日本農村医学会賞,同金井賞及び日本農業新聞賞について
    3)平成17年度研究奨励賞について
    4)名誉会員の推薦について
    5)第55回日本農村医学会学術総会(愛知県)について
    6)次々期(第56回・平成19年度)学術総会会長について
    7)第10回アジア農村医学会総会について
    8)日本農村医学会英文誌投稿規程(案)の制定について
    9)倫理委員会規則等の制定について
    10)ホームページ業務の今後の進め方について
    11)第15期役員及び評議員候補者について
    12)第15期理事長選出手続きについて
    13)平成16年度収支決算見込みについて
    14)平成17年度事業計画(素案)及び収支予算案(骨子)について
    15)総会の日時・場所及び附議事項について
    16)今後の会議日程について
    17)その他


平成17年度日本農村医学会賞,他二賞決まる
 平成17年度日本農村医学会賞と同金井賞および日本農業新聞賞が決まった.表彰式は,来る10月20日開催の第54回通常総会終了後,研究奨励賞とともに同会場において行なわれる.
第37回 日本農村医学会賞
 寺井継男 (帯広厚生病院名誉院長)
第31 回 日本農村医学会金井賞
 吉沢憲一(八千穂村衛生指導員会代表)
第12回 日本農業新聞賞
 山崎洋子(NPO法人「田舎のヒロインわくわくネットワーク」理事長)

平成17年度研究奨励賞決まる
メディカル部門:菊地 顕次(由利組合総合病院脳神経外科)
「秋田県南西部本荘・由利地方におけるくも膜下出血の発症状況と治療成績―地域中核病院における8年間の経験から―」, 第53巻第1号(2004.5)に掲載
コメディカル部門:栗原 律子
「ひとり暮らし高齢者の「閉じこもり」予防および社会活動への参加に関連する要因」,第52巻第1号(2003.5)に掲載
 受賞者には,副賞として賞状のほか記念盾及び賞金5万円が贈られる

第15期役員・評議員候補者決まる
 本年10月の役員改選に向け,理事・監事および評議員候補者が今回の理事会で決定した.
評議員は第123回理事会で選任,理事および監事は第40回評議員会で選任され,第54回通常総会において会員の承認を受ける.
また,改選後の新理事長は,理事長選出内規に基づき,評議員会において選任された直後に開催される第124回理事会において選挙により選出する.

役員改選・理事長選挙スケジュール
役員・評議員候補者決定 第122回理事会
理事長選挙公示      9月19日まで
同,立候補・推薦届出期限 9月29日まで
同,候補者名通知     10月10日まで
第123回理事会(旧任)    10月19日(水)
第40回評議員会(新任)  10月19日(水)
第124回理事会(新任)    10月19日(水)
第54回通常総会      10月20日(木)

平成17年度全共連委託事業について
1. 遺伝子検査を併用した個別禁煙支援
        研究期間:平成17年4月〜平成18年3月
        主任研究者:碓井裕史(JA広島総合病院健康管理課主任部長)
        研究費:850,000円
2.農村部地域住民におけるメタボリック症候群の実態
        研究期間:平成17年4月〜平成18年3月
        主任研究者:大林浩幸(東濃厚生病院内科)
        研究費:850,000円
3.RT-LAMP法またはMSP-LAMP法を用いた微量肺癌細胞の術中迅速診断
        研究期間:平成17年4月〜平成18年3月
        主任研究者:池田 聡(土浦協同病院 病理部検査主任)
        研究費:850,000円
4.種々の悪性腫瘍における上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子の遺伝子変異の検討
        研究期間:平成17年4月〜平成18年3月
        主任研究者:高部和彦(土浦協同病院呼吸器内科医長)
        研究費:850,000円
5.日本産蜂毒によるハチ特異IgE抗体測定への試み
        研究期間:平成17年4月〜平成18年3月
        主任研究者:佐々木眞爾(日本農村医学研究所 客員研究員)
        研究費:850,000円
6.中小病院における血液検体,全ての至急対応,30分報告システムの構築
        研究期間:平成17年4月〜平成18年3月
        主任研究者:中山拓郎(JA高知病院長)
        研究費:850,000円

第55回日本農村医学会学術総会の概要
 第55回日本農村医学会学術総会は,平成18年10月12日(木)・13日(金)の2日間,愛知県名古屋市の名古屋国際会議場を会場にして開かれる.学会長は安城更生病院名誉院長の久野邦義先生.総会テーマは,「岐路に立つ地域医療-新たなる展開をめざしてー」が予定されている.

特別研究プロジェクトの実施状況について
 平成16年度を初年度とする特別研究プロジェクトは,農薬中毒,農機具災害,農村における生活習慣病の3つの部会を設け,それぞれの部会は統括責任者を置き,各支部単位に置かれる拠点責任者の協力のもとに,会員の所属施設においてこれら3つのデータを収集し,このデータベースを構築する事を目的とする.それぞれの部会の統括責任者には,農機具災害部会が立身政信理事,農薬中毒部会が椎貝達夫理事,生活習慣病部会は藤原秀臣評議員が就任した.各支部の拠点責任者には,北海道・東北に八百坂透理事,関東・甲信越に椎貝理事,北陸・東海が浜田正行理事,西日本支部は藤井康宏理事が担当している.現在の進捗状況は次のとおりである.
1. 農薬中毒部会(統括責任者:椎貝達夫・取手協同病院長)
 5月24日付で厚生連122病院長宛にポスター,調査計画書,報告用紙,患者向け協力依頼・同意書を送付し,調査を開始した.当面は報告データの収集につとめ,本年10月の日本農村医学会総会開催期間中に第1回検討会を開くこととしている.
2. 農機具災害部会(統括責任者:立身政信・岩手大学保健管理センター教授)
 農薬中毒部会と同様に5月24日付で厚生連122病院長宛にポスター,調査計画書,報告用紙,患者向け協力依頼・同意書を送付し,調査を開始した.当面は,報告データの収集に努めることとしている.なお,JA共済の生命・傷害事故状況報告による調査については,日本農村医学会会員のうち全共連の特別指定医が担当することになっている.
3. 農村の生活習慣病部会(統括責任者:藤原秀臣・土浦協同病院長)
 当該研究は,コホート研究,モニタリング研究から構成されるため厚生連病院122病院長,関係大学,関係施設に研究への参加を依頼中である.6月20日現在,参加病院は30病院となっている.今後は,参加可能な病院等に詳細な関係書類を送付することとしている.当面は報告データの収集につとめ,本年10月の日本農村医学会総会開催期間中に第1回検討会を開くこととしている.

角田文男氏を名誉会員に推薦
 林理事長から角田文男氏の名誉会員への推薦があり,第54回通常総会において名誉会員に推挙することになった.
    角田文男 (岩手医科大学名誉教授)
     理事(1992〜2000年),第45回学術総会会長(1996年)

英文誌の投稿規程を決定
 第54巻第1号で紹介したとおり,英文誌は将来的には年2回の発行をめざすが,当面は本年度9月までに第1巻第1号の発刊を目指している.理事会では,編集委員会から提案のあった投稿規程を決定し,雑誌名はJournal of Rural Medicine (JRM) とすることを決定した.

倫理委員会設置に伴う委員会規則等を制定
 倫理委員会を新設することは前回(1月)の理事会で決定しており,今回の理事会においては倫理委員会細則等のルール制定について協議を行ない,「委員会運営内規」および「委員会運営内規細則」の若干の修正とともに,「倫理委員会規則」を制定した.なお,倫理委員会そのものは,次期理事長からの委員指名を待って,次期からの発足となる予定である.



委員会報告
(平成17年6月24日午前11時から,長野県軽井沢町・軽井沢プリンスホテルにおいて各種委員会が開かれ,午後に開催の第122回理事会への提出議案を中心に審議が行なわれた.審議事項,審議の概要は次のとおりである.)

総務委員会
1.審議事項
  (1) 第15期役員及び評議員候補者について
  (2) 第15期理事長選出手続きについて
  (3) 名誉会員の推薦について
  (4) 平成17年度事業計画(素案)について
  (5) ホームページ開設後の状況について
  (6) ホームページ業務の今後の進め方について
  (7) 倫理委員会規則等の制定について
  (8) その他
2.審議の概要
  (1) 第15期役員及び評議員候補者ついて:第15期役員・評議員候補者については,各支部で人選が
    進められ,5月27日の支部長・常任理事合同会議で選出された.この名簿に基づいて審議を行ない,
    理事会での協議に付することにした.
  (2) 第15期理事長選出手続きについて:第15期理事長の選出に当たっては,今理事会で選挙管理委員
    が指名され,以後の選出手続きはすべて選挙管理委員会の執行する所となる.当委員会としては,
    理事長に選挙管理委員の指名を要請する.
  (3) 名誉会員の推薦について:角田文男先生が名誉会員に推薦された.理事会には理事長から提案
    され,その議決を経て総会で決定される.
  (4) 平成17年度事業計画(素案)について:事務局で策定された素案を審議し,このままで理事会に
    上程することにした.
  (5) ホームページ開設後の状況について:本年4月1日から日本農村医学会ホームページが開設された.
    利用状況などについて報告事項として報告することにした.
  (6) ホームページ業務の今後の進め方について:ホームページ業務は現行の通りに総務委員会の担当
    とし,総務委員会は下部組織としての「ホームページ小委員会」を組織して業務を継続して行く
    ことが適当である.これを理事会に提案することにした.
  (7) 倫理委員会規則等の制定について:倫理委員会を新設することは前回の理事会で決定された.
    当委員会としては,「委員会運営内規」および「委員会運営内規細則」の若干の修正と,
    「倫理委員会規則」の案を理事会に提案することにした.尚,倫理委員会そのものは,
    次期理事長からの委員指名を待って,次期からの発足となる予定である.
  (8) その他:いわゆる「個人情報保護法」の実施に伴い,日本農村医学会としても「日本農村医学会
    個人情報保護方針」を明文化する必要がある.この必要性を理事会では報告事項として報告する
    ことにした.

財政委員会
1.審議事項
  (1) 平成16年度収支決算見込みについて
  (2) 平成17年度収支予算案(骨子)について
  (3) その他
2.審議の概要
  (1) 平成16年度収支決算見込みについて:
    全員一致で了承し,このままで理事会に上程することにした.
  (2) 平成17年度収支予算案(骨子)について:
    原案どおり了解し,このままで理事会に上程することにした.

編集委員会
1.審議事項
  (1) 日本農村医学会雑誌の発行状況について
  (2) 第54回学術総会プログラムについて
  (3) 平成17年度研究奨励賞について
  (4) 日本農村医学会英文誌投稿規程(案)の制定について
  (5) その他
2.審議の概要
  (1) 第54巻第1号(5月号)はすでに会員に配布終了
    第54巻第2号(7月号)は印刷中
    第54巻第3号は第54回学術総会抄録集
    第54巻第4号についても原稿は確保されており順調に推移している
  (2) 夏川周介学会長より説明を受けた
  (3) 山根洋右副理事長より説明を受けた
  (4) 本年度内に発行予定の英文誌名はJapanese Journal of Rural Medicine (JJRM)と
    Journal of Rural Medicine (JRM) との2案を理事会に諮ることとした.
  (5) その他
    日本農村医学会雑誌は電子ジャーナル化され,公開されているが,J-STAGE の接続に伴い
    一部語句などを統一する必要が発生し,それに伴い一部投稿規程を変更することとした.

学術委員会
1.審議事項
  (1) 第54回学術総会プログラムについて
  (2) 第55回日本農村医学会学術総会(愛知県)について
  (3) 特別研究プロジェクトの実施状況について
  (4) 平成17年度日本農村医学会賞,同金井賞及び日本農業新聞賞について
  (5) 平成17年度研究奨励賞について
  (6) 平成17年度全共連委託研究について
  (7) その他
2.審議の内容
  (1) 第54回学術総会プログラムについては,夏川周介学会長より説明を受けた.
  (2) 第55回日本農村医学会学術総会(愛知県)については,理事長より理事会に提案することとした.
  (3) 特別研究プロジェクトの実施状況について
    農薬中毒および農機具災害については,5月から調査を開始した.(JA共済関係調査は6月).
    農村における生活習慣病プロジェクト事業は,厚生連病院,関係施設,関係大学に研究への
    参加を依頼中である.
  (4) 平成17年度日本農村医学会賞,同金井賞および日本農業新聞賞について
    平成17年度(第37回)日本農村医学会賞は,寺井継男氏(帯広厚生病院名誉院長)を,
    平成17年度(第31回)日本農村医学会金井賞は,吉沢憲一氏(八千穂村衛生指導員会代表)を,
    平成17年度(第12回)日本農業新聞賞は,山崎洋子氏(NPO法人「田舎のヒロインわくわく
    ネットワーク」理事長)を理事会に提案することとした.
  (5) 平成17年度研究奨励賞について
    メディカル部門,コメディカル部門それぞれ1名を理事会に提案することを決定した.
    その選考経過について学術担当の山根洋右副理事長より詳しく説明があった.  

国際交流委員会
1.審議事項
  (1) 第16回国際農村医学会イタリア(クレモナ)について
  (2) 第10回アジア農村医学会について
2.審議の概要
  (1) 国際農村医学会について
   1) 第16回国際農村医学会の会長コロシオ先生が,第10回アジア農村医学会に出席されるので,
     直接国際農村医学会への参加を呼びかけて頂くようにした.
     また,一昨年開催された第15回国際農村医学会の報告を,松島松翠先生が日本農村医学会
     雑誌第54巻2号(7月号)に掲載予定である.
   2) 第10回アジア農村医学会について
     日本農村医学会主催で行われるために全国厚生連病院をはじめとする日本農村医学会会員
     の積極的な参加を呼びかける.登録および演題提出が行ないやすいように国内各施設会員
     に改めて案内する.


    | セキュリティプライバシーポリシー著作権について
All Rights Reserved, Copyright(C) The Japanese Association of Rural Medicine