理事会・委員会議事録

 

第127回理事会

(10月11日午後1時から,愛知県名古屋市・ホテルグランコート名古屋 において第127回理事会が開かれ次の議案が審議された.)

議題
(1) 報告事項
  1) 一般報告
  2) 委員会報告
     総務委員会
     財政委員会
     編集委員会
     学術委員会
     国際交流委員会
  3)平成17年度の会員動向について
  4)評議員に対する「本学会発展のための提言に関するアンケート」結果について
  5)新日本監査法人との「経営者ディスカッション」について
  6)特別研究プロジェクト事業の実施状況と今後の進め方について
  7)第16回国際農村医学会議および第11回アジア農村医学会議について
  8)日本医学会用語集改訂について
  9)その他

(2)協議事項     
  1)名誉会員の推薦について
  2)顧問の推薦について
  3)平成17年度事業報告及び収支決算について
  4)平成18年度事業計画及び収支予算について
  5)国際農村医学会への支援体制について
  6)第56回日本農村医学会学術総会(新潟)について
  7)日本農村医学会英文誌投稿規程の一部変更について
  8)第41回評議員会及び第55回通常総会の附議事項について
  9)今後の会議日程について
  10)その他

平成17年度の入会者及び退会者
  1)平成17年度における個人会員と賛助会員の入会者が21名,うち医師個人会員が8名,
    医師以外の個人会員が12名,個人賛助会員(施設)が1名あった.
  2)平成17年度における個人会員と賛助会員で予告の上退会した者は18名,
    うち医師個人会員が9名,医師以外の個人会員が5名,個人賛助会員1名,
    個人賛助会員(施設)が3名あった.
  3)2年間会費未納のための除籍が15名,うち医師個人会員が5名,
    医師以外の個人会員が9名,個人賛助会員が1名あった.
  4)死亡退会は3名.うち施設会員医師が1名,名誉会員が1 名,学術顧問1名であった.
 
第56回日本農村医学会学術総会(新潟)の概要
1.開催日   平成19年10月11日(木)・12日(金)
2.開催地   新潟県長岡市
3.学会長   吉川 明(長岡中央綜合病院:病院長)
4.会 場   ホテルニューオータニ長岡(メイン会場)
5.総会テーマ 【地域医療を守る】― 新しい流れの中で ―
6.特別講演・シンポジウム等
  1)学会長講演 「長岡中央綜合病院における消化器疾患治療の変遷」
                           学会長 吉川  明
  2)特別講演    「中越地震を経験して」(仮題)
               衆議院議員(旧山古志村長) 長 島 忠 美
  3)教育講演    「慢性肝炎治療の確立を目指して」
                    虎の門病院副院長 熊 田 博 光
  4)シンポジウム (1)「メタボリックシンドロームの予防・診断・治療」(仮題)
           (2)「少子高齢化時代を迎えた農山村における地域医療の在り方(仮題)
           (3)「鳥インフルエンザの現状と対策」(仮題)
  5)ワークショップ (1)「院内感染の現状と予防対策」(仮題)
            (2)「新研修制度と医師確保対策」(仮題)
  6)ランチョンセミナー (4〜6題)

国際農村医学会の副会長に川村功理事,事務局長に夏川周介理事, 財務理事に藤原秀臣副理事長の3氏を推薦

本年6月にイタリア・ロディで開催された国際農村医学会理事会において,国際農村医学会の事務局機能が日本農村医学会に託されたことを受け,事務局運営を一層強化し国際学会の発展に寄与することを第41回評議員会時および第55回通常総会時に会員に対して賛同と承認を得ることとした. また,役員人事については,国際農村医学会副会長・松島松翠先生の退任に伴なう後任として日本農村医学会から川村功理事(国際交流委員長)を,新任として理事・事務局長に夏川周介理事を,財務理事に藤原秀臣副理事長をそれぞれ国際農村医学会に推薦することを決定し第41回評議員会に報告することとした.



委員会報告

平成18年10月11日午前11時から,愛知県名古屋市・ホテルグランコート名古屋において総務委員会をはじめとする各種委員会が開かれ,午後に開催の第127回理事会への提出議案を中心に審議が行なわれた.審議事項,審議の概要は次のとおり.


(1)総務委員会
1.審議事項
  1)平成17年度の入会者及び退会者について
  2)新日本監査法人との「経営者ディスカッション」について
  3)評議員に対する「本学会発展のための提言に関するアンケート」結果について
  4)名誉会員の推薦について
  5)顧問の推薦について
  6)平成17年度事業報告書について
  7)平成18年度事業計画書について
  8)第41回評議員会及び第55回通常総会の附議事項について
  9)その他
2.審議の概要
  1) 平成17年度の入会者及び退会者については,事務局から会員の動向として資料が提出された.

会員数は,前年度末より総数で120名の減となった.特に,施設会員の医師が約100名減少したことが主な要因で厚生連病院の医師不足が顕著となっている.以上を理事会に報告することにした.


  2) 新日本監査法人の監査の一環として,8月8日に理事長と公認会計士による意見交換会を行なった

内容((1)学会の発展強化,また財政基盤強化,課題,(2)学会の「公益法人化」に向けての考え方,(3)財務,監査体制をめぐる危機管理体制の強化等)の報告を受けた.以上を理事会に報告することにした.


  3) 評議員に対するアンケート結果の中に,貴重な意見が提案されている.

総務委員会関連の中に,日本農村医学会賞をはじめ金井賞その他の賞の選考基準をもっと透明化を図るべきとの意見があった.また,学術総会の学会長推薦も透明化が必要という意見があった.総務委員会は,次回理事会に学会賞の推薦基準,内規を作成し諮ることとした.以上を理事会に報告することにした.


  4) 夏川理事が理事長宛てに,松島松翠先生を本人の同意を得た上で名誉会員に推薦した.
    理事会には常任理事会で審議後,理事長から提案され,その議決を経て総会で決定される.
  5) 顧問の推薦については,農協組織の代表者としての顧問に変更が生じ,新顧問として推薦する
    ことにして,
    理事会の協議に付議することにした.
  6) 平成17年度事業報告書については,原案どおり了解しこのまま理事会の協議に附議することにした.
  7) 平成18年度事業計画書については,原案どおり了解しこのまま理事会の協議に附議することにした.
  8) 第41回評議員会及び第55回通常総会の附議事項については,原案どおり了解しこのまま理事会の
    協議に附議することにした.

(2)財政委員会
1.審議事項
  1) 平成17年度事業報告及び収支決算について
  2) 平成18年度事業計画及び収支予算について
  3) その他
2.審議の概要
  1) 平成17年度事業報告及び収支決算については,原案どおり了解しこのまま理事会の協議に付する
    ことにした.
    なお,今後,基本財産である農村医学振興基金の積み増しは,剰余金があれば更に積み増すこと
    を検討することにした.
  2) 平成18年度事業計画及び収支予算については,原案どおり了解しこのまま理事会の協議に付する
    ことにした.
    また,将来,学術総会開催時の製薬会社寄附金減を考慮し学術総会助成積立金の増額を検討する
    ことにした.

(3)編集委員会
1.審議事項
  1) 評議員に対する「本学会発展のための提言に関するアンケート」結果について
  2) 日本農村医学会雑誌の発行状況について
  3) 日本農村医学会英文誌投稿規程の一部変更について
  4) 日本医学会用語集改訂について
  5) 農村医学用語集改訂(第3版)発行の検討について
  6) その他
2.審議の概要
  1) 評議員に対するアンケート結果の中での学会誌(和文,欧文)に対する意見,要望事項は,今後編集
    委員会で検討することにした.
  2) 現在,第4号(11月)は初校(著者校正)の段階で予定通り11月には発行可能となっている.
    英文誌も9月末に第2号を発行した.また,本日の編集委員会において新着原稿の審査を行なって
    おり,論文は順調に集まっていることを理事会に報告することにした.
  3) Journal of Rural Medicine (JRM)は,昨年10月に第1巻第1号,本年9月に第1巻第2号を発行したが
    発刊の遅れが否めない.

原因は,(1)投稿論文が少ない,(2)論文審査 (review) 英文校閲に時間がかかる等が原因である.このため,次号(第2巻第1号)からは,投稿に際しnative speakerによる英文校閲を著者に義務づけることとし,Journal of Rural Medicine (JRM) 英文誌投稿規定の一部変更(案)を理事会の協議に付することにした.


  4),5) 本年8月に日本医学会からの要請に基づき,編集委員会委員により日本医学会用語集改訂に関する
    作業を行なった.

また,本学会は,日本農村医学会用語集から多数の用語を日本医学会でつくる英文和訳辞書に入れてほしいと要請をした.なお,日本農村医学会用語集(第2版)は,1999年3月発行で年数も経過しており改訂を要すると思われる.以上を理事会に報告することにした.


(4)学術委員会
1.審議事項
  1) 特別研究プロジェクト事業の実施状況と今後の進め方について
  2) 評議員に対する「本学会発展のための提言に関するアンケート」結果について
  3) 第56回日本農村医学会学術総会(新潟)について
  4) その他
2.審議の内容
  1) 農薬中毒部会:

症例が少なく,しかも自殺企図によるものが主なものであり事業方針の転換も考慮に入れて,学会2日目のお昼に部会を開いて協議することとした

    農機具災害部会:

農薬中毒と同様に症例が少ないので,JA全共連の協力を得るとともに,死亡事故症例の収集にも力を入れていくこととした

    生活習慣病部会:

人間ドック,検診受診者を対象としたコホート研究とし,平成19年4月からスタートできる体制を整えた.学会1日目の昼に部会を開いて徹底を図ることとした.以上を理事会に報告することにした.

  2) 評議員に対するアンケート結果は,回収率は必ずしも良くなかったが傾聴に値する貴重な意見や
    問題点も指摘されているので,
    学術委員会としても真摯に取り組んで行くこととした.
  3) 第56回日本農村医学会学術総会(新潟)については,吉川学会長から主要概要の報告を受けた.
  4) 理事長から示された「農山村僻地における地域医療体制の構築に関する共同研究プロジェクト」に
    関して審議し,

「学会の存続にかかわる重要課題であるので,学会全体として新たな陣容による新プロジェクトとして発足すべき」と意見集約された.
以上を理事会に報告することにした.


(5)国際交流委員会
1.審議事項
  1) 国際農村医学会への支援体制について
  2) 第16回国際農村医学会議および第11回アジア農村医学会議について
  3) その他
2.審議の概要
  1) 第16回国際農村医学会議は,本年6月18〜21日イタリア・ロディにて開催.
    学会長 Dr.Claudio Colosio.参加者数350人(うち日本より38人).
    学会テーマ"Building new tools for Health Promotion in Rural Areas..

国際農村医学会理事会総会開催.日本からの新理事就任;藤原秀臣(土浦協同病院),夏川周介(佐久総合病院),(副会長・松島松翠の退任に伴い,日本農村医学会から副会長を推薦)その他の日本からの理事は継続.事務局を日本(日本農村医学会事務局)へ移転することにより,Patil会長の継続と,組織の立て直しを計る.
副会長,事務局長,財務理事は日本農村医学会理事会に諮って決定することとした.


  2) 第11回アジア農村医学会議について
    開催日:2008年2月22〜24日.学会長:Rajendra V. Patil.開催地:Aurangabad, INDIA.
    学会テーマ:Integrated Approach Towards Millennium Development Goals in Asia

今後日本農村医学会と国際農村医学会の連携を強化していくべく推進する.その第一段として,第55回日本農村医学会に第11回アジア農村医学会学会長Rajendra Vikhe Patil氏が口演及び学会予告を行なうことになった.


  3) 国際農村医学会への支援体制について

国際農村医学会の事務局が日本農村医学会に託されるにあたっては,日本農村医学会会員全体の賛同と承認が必要である.これは事務局運営にあたっての財政的な基盤,会員の資格などに密接に関係する.すなわち,会員構成の大半を占める全国厚生連病院の地域医療を担当している臨床医が積極的に参加できる国際農村医学会にすべく,事務局を運営するようにする.
松島松翠先生の辞任後の国際農村医学会副会長には川村功理事(国際交流委員長),事務局長には夏川周介理事,財務理事に藤原秀臣副理事長の3氏が候補者として上げられた.
以上を理事会に附議することにした.





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