理事会・委員会議事録

 

第133回理事会
(6月27日(金)午後1時から,東京・虎ノ門パストラルホテルにおいて第133回理事会が開かれ次の議案が審議された。)

議題
 (1) 報告事項
  1) 一般報告
  2) 委員会報告
  3)ホームページの利用状況について
  4)平成20年度全共連委託研究事業について
  5)「農薬中毒部会」農薬中毒臨床例全国調査について
  6)第11回アジア農村医学会について
  7)国際農村医学会理事会について
  8)日本医学会評議員等の選出について
  9)日本医学会について
  10)その他
 (2)協議事項
  1)第57回学術総会プログラムについて
  2)第58回学術総会について
  3)次々期(第59回・平成22年度)学会長立候補の公募結果と今後の対応について
  4)理事長推薦による評議員の選任について
  5)名誉会員の推薦について
  6)平成20年度日本農村医学会賞,同・金井賞及び日本農業新聞賞について
  7)平成20年度研究奨励賞および研究奨励賞選考委員会内規の一部変更について
  8)編集委員長の変更および日本医学会医学用語委員,代委員の選出について
  9)特別研究プロジェクト事業の実施状況と平成20年度研究計画について
  10)平成20年度新規プロジェクト事業の立ち上げについて
  11)特別研究助成積立特定資産の取り崩しについて
  12) 平成19年度収支決算見込みについて
  13)平成20年度事業計画(素案)及び収支予算案(骨子)について
  14)国際農村医学会事務局運営等について
  15)公益社団法人の認定申請に向けた本学会の対応について
  16)総会の日時・場所及び附議事項について
  17)今後の会議日程について
  18)その他


平成20年度全共連委託事業について
1.広域自然災害における医療体制に関する研究              (2年間)
    研究期間:平成20年4月〜平成22年3月
    主任研究者:夏川 周介(JA長野県厚生連佐久総合病院長)
    研究協力者:浦田 士郎(JA愛知県厚生連安城更生病院長)
    吉川 明 (JA新潟県厚生連長岡中央綜合病院長)
    小林 勲 (JA新潟県厚生連刈羽郡総合病院長)
    本間 正人 (独立行政法人国立病院機構災害医療センター 日本DMAT事務局長)
    研究費:4,000,000円
2.糖尿病患者における発芽玄米摂取による糖・脂質代謝への影響   (単年度)
    研究期間:平成20年4月〜平成21年3月
    主任研究者:早川 富博 (JA愛知厚生連足助病院長)
    研究費:850,000円
3.日本人における人工膝関節置換時の最良な外旋角度の決定     (単年度)
    研究期間:平成20年4月〜平成21年3月
    主任研究者:西池  修 (JA北海道厚生連網走厚生病院 整形外科
    主任医長)
    研究費:850,000円


第57回日本農村医学会学術総会の概要

 平成20年11月13日(木)・14日(金)の二日間,茨城県つくば市のつくば国際会議場を会場にして開かれる第57回日本農村医学会学術総会のプログラムが承認された。詳細は次のとおり。
  会 期:平成20年11月13日(木)・14日(金)
  会 場:つくば国際会議場(エポカルつくば)
  学会長:取手協同病院名誉院長  椎貝 達夫
  総会テーマ:農村医学の使命
(1)学会長講演
    腎不全保存療法 ‐試行錯誤の20年‐
        取手協同病院    椎貝 達夫
(2)特別講演
    [1]今どきの日本語
        筑波大学前学長   北原 保雄
    [2]夢追って生きる
        財団法人慈愛会会長 納  光弘
(3)教育講演
    医療の未来を拓く再生医療 
        名古屋大学     上田  実
(4)公開講座
    いのちと心と遺伝子を守る本物の森を
    ‐足もとから世界へ‐
        横浜国立大学    宮脇  昭
(5)シンポジウム
    農村医学とは何か
     (司会)取手協同病院   椎貝 達夫
         足助病院     早川 富博
(6)ワークショップ
    [1]看護職のキャリア開発と継続教育‐いきいきと働けるマグネットホスピタルをめざして‐
     (司会)相模原協同病院  嶋田 幸子
         取手協同病院   倉益 直子
    [2]tPA・SCU(Stroke Care Unit)時代の脳卒中の治療と今後の課題
     (司会)美原記念病院   谷崎 義生
         取手協同病院   鶴岡  信
    [3]終末期医療の論議のなかで,忘れてはならない視点は何か
     (司会)浦和大学     戸村 成男
         筑波大学     木澤 義之
    [4]不整脈治療の最前線
     (司会)土浦協同病院   家坂 義人
         筑波大学     青沼 和隆
    [5]DPC医療に内在する光と陰
     (司会)松阪総合中央病院 玉置 久雄 
         取手協同病院   谷畑 英一
    [6]本邦における産科救急の現状と対策
     (司会)石渡産婦人科病院 石渡  勇
         取手協同病院   染川 可明
    [7]在宅医療/訪問看護の今後のかたち
     (司会)取手協同病院   原田真由美
         あおぞら診療所  前田 浩利
(7)ランチョンセミナー 14題
(8)一般公募      329題


第58回日本農村医学会学術総会の概要

 平成21年11月に開催する第58回日本農村医学会学術総会の概要が次のとおり承認された。

  1.学会長  別所 隆 (JA神奈川県厚生連 伊勢原協同病院 病院長)
  2.学術総会
   (1)日程 平成21年11月2日(月)・3日(火)祝日
   (2)メインテーマ 地域医療を考える
   (3)会場 パシフィコ横浜会議センター
       (〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1)


第59回学術総会会長決まる

 平成22年度の第59回日本農村医学会学術総会会長に,岩手大学教授保健管理センター所長の立身政信先生に決まった.正式には11月の第57回通常総会での決定となるが,岩手県での開催は第45回(平成8年)以来14年ぶりとなる.


名誉会員を推薦

 藤原理事長から寺井継男先生(帯広厚生病院名誉院長),真田勝弘先生(総合病院土浦協同病院名誉院長)の名誉会員への推薦があり,第57回通常総会において名誉会員に推挙することになった。
 1.寺 井 継 男(帯広厚生病院名誉院長)
    理事(1995年〜2005年),常任理事(2001年〜2005年),
    日本農村医学会賞(平成17年度),第51回(平成14年)学術総会会長
 2.真 田 勝 弘(総合病院土浦協同病院名誉院長)
    理事(1995年〜2005年),常任理事(1998年〜2005年)
    日本農村医学会賞(平成16年度),第50回(平成13年)学術総会会長


平成20年度日本農村医学会賞,同・金井賞及び日本農業新聞賞受賞者決定

 平成20年度日本農村医学会賞と同・金井賞及び日本農業新聞賞が決まった。表彰式は,来る11月13日(木)開催の第57回通常総会終了後,同会場にて行なわれる。

  平成20年度(第40回)日本農村医学会賞
    久 野 邦 義(安城更生病院名誉院長)
      推薦 日本農村医学会常任理事会
  平成20年度(第34回)日本農村医学会金井賞
    高 田 真寸子(JA茨城みなみ女性部・助け合い組織「いなほ会」会長)
      推薦 日本農村医学会常任理事会
  平成20年度(第15回)日本農業新聞賞
    末 永 隆次郎(久留米大学医学部環境医学教室)
      推薦 日本農村医学会常任理事会


平成20年度研究奨励賞決まる

 平成20年度研究奨励賞が決まった。表彰式は,来る11月13日(木)開催の第57回通常総会終了後,同会場にて行なわれる。

【和文誌】
  1.医師・研究者部門
      氏 名 土 屋 十 次
      職 名 揖斐厚生病院 外科
      論文名 視触診・超音波・マンモグラフィ各々の乳癌見落とし例の検討
          〔第55巻第2号(2006.7)〕
      推 薦 研究奨励賞選考委員会
  2.コメディカル部門
      氏 名 李  麗 梅
      職 名 島根大学医学部環境予防医学
      論文名 日本人向けまたは厚生労働省の診断判基準を用いたメタボリックシンドロームの
          有病率
          〔第56巻第5号(2007.11)〕
      推 薦 研究奨励賞選考委員会
【英文誌】
  1.医師・研究者部門
      氏 名 神 田 英一郎
      職 名 東京医科歯科大学医学部腎臓内科
      論文名 Progression of Kidney Failure in Patients with Non-diabetic Chronic Kidney
          Disease under Combination Therapy in Japan
          〔JRM Vol.2-2(2007.11)〕
      推 薦 研究奨励賞選考委員会
  2.コメディカル部門
      氏 名 永 美 大 志
      職 名 佐久総合病院 健康管理部
      論文名 Paraquat Poisoning in Japan:A Hospital-based Survey
          〔JRM Vol.2-2(2007.11)〕
      推 薦 研究奨励賞選考委員会
  受賞者には,副賞として賞状のほか記念盾及び賞金5万円が贈られる。
  なお,研究奨励賞選考委員会の協議結果を踏まえ次のことを確認した。
  [1]英文誌の論文投稿は,投稿者の所属施設が限られ固定化の傾向にある。今後は,投稿規程などを
    日本農村医学会ホームぺージの「日本農村医学会雑誌」に掲載するなど幅広く案内する。
  [2]今後とも,編集委員会では,投稿者から原著として投稿された論文であっても,論文の内容を
    十分に審査して,場合によっては他の種類の論文とする。また,報告等できている論文でも,
    原著に値する新しい手法,独自の研究方法であれば,原著論文とする。
  [3]研究奨励賞は,将来の発展が期待される会員の研究論文に対し授与することから,受賞の回数は
    和文誌,英文誌とも1回に限る。
  [4]現在の研究奨励賞選考委員会内規は,英文誌発行などあり整合性を保つために内規の一部変更を
    する。


特別研究プロジェクトの実施状況について

 平成16年度から開始している特別研究プロジェクト事業は,農薬中毒,農機具災害,農村における生活習慣病の3部会を設け,それぞれの部会に統括責任者を置き,各支部単位に置かれる拠点責任者の協力のもとに,会員の所属施設においてデータを収集し,データベースを構築する事を目的とする。それぞれの部会の統括責任者には,農機具災害部会が立身政信副理事長,農薬中毒部会が夏川周介理事,生活習慣病部会は藤原秀臣理事長が就任している。各支部の拠点責任者には,北海道・東北に八百坂透監事,関東・甲信越に夏川理事,北陸・東海に浜田理事,西日本支部は明石理事が担当している。平成19年度現在の進捗状況は次のとおり。
 1. 農薬中毒部会(統括責任者:夏川周介・佐久総合病院長)
  (1)農薬中毒臨床例を本学会の関連施設の協力を得て調査した。数十例以上の症例が収集され,原因と
    なった農薬,暴露の状況,転帰などについて検討した。
  (2)石灰硫黄合剤の化学熱傷に関する研究
    H18年度に報告のあった,標記の皮膚障害について症例を精査し,その重篤度に鑑み文献的考察を
    行った。症例は,脂肪層に達するIII度の熱傷でありデブリードマンは一部筋膜を見るに至った。
    本熱傷は古くからあるが,症例数はなかなか減少していないようで,症例報告は2000年代に入って
    むしろ増加していた。本熱傷を防止するため新たな啓発活動の必要性を認めた。
 2. 農機具災害部会(統括責任者:立身政信・岩手大学教授保健管理センター長)
  (1)厚生連病院からの症例報告は無かった。ワーキンググループ検討会において,今後はJA共済の
    事故報告による調査のみとし,厚生連病院からの症例報告による調査は中止することとした。
  (2)JA共済の事故状況報告による調査は,全共連高知県本部においてワーキンググループから5名が
    参加し,過去2年分のJA共済事故状況報告から農機具災害を抽出して転記する調査を実施した。
  (3)ワーキンググループ構成員が死亡事例の調査を行なった。
 3. 農村の生活習慣病部会(統括責任者:藤原秀臣・土浦協同病院長)
   人間ドック,健診,検診受診者を対象としたコホート研究である。コホート集団を設定した後,
   ベースライン調査として生活歴や人間ドック・健診・検診で得られた身体指標や生体試料を登録し,
   転帰調査によるアウトカムの把握を行って生活習慣病と危険因子との関係を把握した。


委 員 会 報 告

 平成20年6月27日(金)午前10時から,東京・虎ノ門パストラルホテルにおいて総務委員会をはじめとする各種委員会が開かれ,午後に開催の第133回理事会への提出議案を中心に審議が行われた。審議事項,審議の概要は次のとおり。

[1]総務委員会
1.審議事項
  [1] 次々期(第59回・平成22年度)学会長立候補の公募結果と今後の対応について
  [2] 理事長推薦による評議員の選任について
  [3] 名誉会員の推薦について
  [4] 平成20年度事業計画(素案)について
  [5] 「農薬中毒部会」農薬中毒臨床例全国調査について
  [6] 総会の日時・場所及び附議事項について
  [7] ホームページの利用状況について
  [8] 公益社団法人の認定申請に向けた本学会の対応について
  [9] 日本医学会評議員等の選出について
  [10] 編集委員長の変更および日本医学会医学用語委員,代委員の選出について
  [11] その他
2.審議の概要
[1] 次々期(第59回・平成22年度)学会長立候補の公募をした結果,岩手大学教授,日本農村医学会副理事長の立身政信先生から立候補があった。総務委員会としては,第133回理事会の了承を得た後,11月の評議員会,通常総会に議案として諮る事とした。
[2] 平鹿総合病院長の平山克先生を理事長推薦枠の評議員候補者とし,理事会に上程することにした。評議員の選任は理事会の議を経て総会で決定される。
[3] 理事長宛てに立身副理事長が寺井継男先生を,浜田理事が真田勝弘先生を,それぞれ本人の同意を得た上で名誉会員に推薦した。審議にて何らの問題点もなく,理事会には理事長提案とし,その議決を経て総会で決定される。
[4] 平成20年度事業計画(素案)について:事務局で作成した素案を審議した結果,問題点はなく理事会に上程することにした。
[5] 総務委員会委員は倫理委員会委員を兼ねている。農薬中毒部会の中毒症例全国調査については,4月26日の常任理事会で同意書を必要としないということで了解をしていることを追認した。
[6] 総会の日時・場所及び附議事項については,原案どおり了解しこのまま理事会に上程することにした。
[7] 平成17年4月から開設しているホームページの利用状況について,ホームページ小委員会の資料をもとに審議し,これを理事会の報告事項として報告することにした。
[8] 日本農村医学会は公益社団法人の認定を目指すことを確認し,今後,総務委員会としては定款,規程類の変更や会員の定義を明確する検討を進めることにした。
[9] 日本医学会の評議員の選出については,4月の常任理事会で決定したとおり評議員には理事長の藤原先生,連絡委員には副理事長の別所先生を届け出たことを理事会の報告事項として報告することにした。
[10] 椎貝理事は,長年,編集委員長をお務めいただいていたが,このたび辞任したい旨の申し出が理事長にあった。この件は,さる4月26日の常任理事会でも承認し後任の委員長には現在,副編集委員長である早川理事を推薦することとした。理事長から理事会に提案することとした。

[2]財政委員会
1.審議事項
  [1] 特別研究助成積立特定資産の取り崩しについて
  [2] 平成19年度収支決算見込みについて
  [3] 平成20年度事業計画(素案)及び収支予算案(骨子)について
2.審議の概要
[1] 各プロジェクトの平成19年度における必要経費の合計は200万円弱となる見込みなので,特別研究助成積立特定資産より200万円を取り崩すこととする。これを財政委員会案として理事会に付議する。
[2] 平成19年度においては会費収入が若干増加し,全共連委託研究助成金の増加と役員負担金の収入もあった。また諸経費もおさえられたこともあり,農村医学振興基金支出と学術総会助成積立特定資産支出とを増額しても,約140万円の黒字決算になる見込みである。これを財政委員会案として理事会に付議する。
[3] 今後,事務局の事務所移転,会議場(虎ノ門パストラルホテル)の閉鎖などがあり,管理費の増加が予想される。平成20年度は会費収入増と機関誌費支出の減はあるものの,管理費の増加,プロジェクト研究費用の増加があり,約140万円の赤字予算とせざるをえない。これを財政委員会案として理事会に付議する。

[3]編集委員会
1.審議事項
  [1] 日本農村医学会雑誌の発行状況について
  [2] 第57回学術総会プログラムについて
  [3] 平成20年度研究奨励賞および研究奨励賞選考委員会内規の一部変更について
  [4] 編集委員長の変更および日本医学会医学用語委員,代委員の選出について
2.審議の概要
[1] 新原稿の審査・査読,原著についてはレフェリー決定を行なった。
雑誌の発行状況はスムーズに行なわれているが原著が少ない傾向がある。
[2] 第57回学術総会プログラムの内容チェックを行なった。
[3] 研究奨励賞,選考委員会の内規変更について,出席者で討議とくに問題点なしと承認した。
[4] 7月より編集委員長,日本医学会用語委員を早川富博に,用語委員代委員は早川に一任とした。これを理事長から理事会に提案する。

[4]学術委員会
1.審議事項
  [1] 平成20年度全共連委託研究事業について
  [2] 第57回学術総会プログラムについて
  [3] 第58回学術総会について
  [4] 平成20年度日本農村医学会賞,同・金井賞及び日本農業新聞賞について
  [5] 平成20年度研究奨励賞および研究奨励賞選考委員会内規の一部変更について
  [6] 特別研究プロジェクト事業の実施状況と平成20年度研究計画について
  [7] 「農薬中毒部会」農薬中毒臨床例全国調査について
  [8] 平成20年度新規プロジェクト事業の立ち上げについて
  [9] その他
2.審議の内容
[1] 日本農村医学会から推薦中であった委託研究について,全共連から平成20年3月17日付で「2年間・1研究400万円,1年間・2研究(1研究85万円)計570万円とする」旨の文書を受理した.理事会に報告する事とした.
[2] 第57回学術総会プログラムの訂正を行なった。
[3] 第58回日本農村医学会学術総会(神奈川県)については,別所副理事長より理事会に提案することとした。
[4] 平成20年度日本農村医学会賞,同・金井賞及び日本農業新聞賞については,理事会資料に従って説明審議した。
[5] 和文誌・英文誌からそれぞれ医師・研究者部門,コメディカル部門1名を決定することを理事会資料に沿って説明審議した。
[6] 特別研究プロジェクト事業の実施進捗状況について理事会資料に沿って説明した。同20年度研究計画も説明審議した。
[7] 農薬中毒臨床例全国調査について理事会資料に沿って説明した。
[8] 平成20年度新規プロジェクト事業の立ち上げ,進捗について説明した。

[5]国際交流委員会
1.審議事項
  [1] 第11回アジア農村医学会について
  [2] 国際農村医学会理事会について
  [3] 国際農村医学会事務局運営について
  [4] 第17回国際農村医学会学術集会について
2.審議の概要
[1] 第11回アジア農村医学会出席状況
17カ国から250人の出席者の下、活発な議論が行われ成功裏に終了した。会議の最後に国際農村医学学会会長のアショック・パティル会長からアウランガバード宣言を読み上げられ、採択された。学会内容・スナップ等を日本農村医学会ホームページに寄せる。
[2.1] 理事会において、国際農村医学会とアジア農村医学会の学術集会を統合することが決定された。 それに伴って、第17回の学会が2009年コロンビアのカルタヘナで開催されるのに続き、第18回の学会は2012年上海で開催されることになった。
なお、2011年に第12回アジア農村医学学会を上海で開催される予定であったものをこの統合により、2012年に開催になったものである。
[2.2] 学会費について
わが国では年間6,000円と決めこれを提案したが、各国で6,000円の事情がかなり違うために、各々が適正金額を設定し、これを会長に報告し事務局にまとめて納入することになった。同時に各国の会員名と数を事務局に報告することが決められた。
[2.3] 学会誌について
国際農村医学会誌と日本農村英文誌(JRA)との統合については合意が得られた。今後、日本農村医学会編集委員と詰めの議論が必要になっている。
新しい学会誌の名前は「Journal of Rural Medicine(JRM)」で了承された。
編集委員は日本の農村医学学会英文編集委員に加え、各国から推薦された委員で構成することになる。
[2.4] 学会名称について
これまでの国際農村医学会(International Association for the Agricultural Medicine and Rural Health)がInternational Association of Rural Health and Medicine(IARM)の名称に代わるよう提案され、検討された。反対意見は特になく決定に至る見込み。
[3.1] 事務局は国際農村医学会事務局を日本に移設するにあたって、日本農村医学会の中で独立した事務局として、国際交流委員会の統括の下に国際農村医学会の事務を執行する。
[3.2] 各国支部の整理をし、その関係構図を作成する。
なお、事務局についてはアショック会長が秋に来日し、さらに検討を進める予定になっている。
[4] 第17回国際農村医学会学術集会について
会期・場所・学会長などは既報の通りであるが、このたび得られた新しい情報のみ、記載する。
   テーマ;「理論から実践へ 〜農村住民の健康と安全〜」
   演題締切;2009年5月15日
   公用語;英語
   登録料;GDP15,000ドル以上の国は450 USドル
       GDP15,000ドル以下の国は300 USドル



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