第143回理事会の概要について

　

本学会は第143回理事会を、平成23年7月22日(金)午後１時から、東京・グランドアーク半蔵門において開催した。

当日は冒頭、藤原秀臣理事長(総合病院土浦協同病院名誉院長)の開会挨拶に続き、寺井継男・名誉会員(帯広厚生病院名誉院長)からご挨拶をいただいた。

 

１．報告事項

(１) 一般報告     

(２）委員会報告　

(３）全国農作業事故防止対策連絡協議会について 

(４) 平成23年度ＪＡ共済連委託研究事業について

(５）ホームページの利用状況について    

(６）日本医学会について  

(７）その他

 

２．協議事項

(１）一般社団法人移行に伴う定款の追加改正について　   　　　　　　　　　　　

(２）臨時総会の開催について                          

(３）第60回学術総会プログラムについて 

(４）第60回通常総会の提出議案等について      

(５）次期役員および評議員候補者の推薦等について      

(６）理事長・副理事長選出内規の一部変更について      

(７）次期理事長選出手続きについて      

(８）一般社団法人移行に伴う評議員会･理事会の回数および役員の任期の表記について   

(９）平成23年度日本農村医学会賞・金井賞および日本農業新聞賞の推薦について

(10）平成23年度研究奨励賞について     

(11）第61回学術総会(島根県)について   

(12）第62回(平成25年度)学術総会会長の推薦について  

(13）創立60周年記念式典について

(14）創立60周年記念誌について  

(15）創立60周年記念事業積立特定資産の積み増しについて      

(16) 平成22年度特別研究助成積立特定資産の取り崩しについて  

(17) 第61回学術総会に係る学術総会助成積立特定資産の取り崩しについて

(18）平成22年度収支決算見込みについて 

(19）平成23年度事業計画および収支予算(素案)について 

(20）特別研究プロジェクト事業の実施状況と平成23年度研究計画について

(21) 平成24年度ＪＡ共済・交通事故医療研究助成の募集について

(22）役員の旅費について  

(23）農林水産省補助事業への協力について

(24）国際地域医療保健学会について      

(25）学術総会演題登録システムの変更について   

(26) 今後の会議日程について     

(27）その他

 

３．特記事項

(１) 一般報告

平成23年

1月27日(木)	常任理事会を開催した。(東京・九段会館)
1月28日(金)	１．委員会(倫理・総務・財政・編集・学術・国際交流)を開催 した。(同上)
	２．第142回理事会を開催した。(同上)
2月 9日(水)	全国農作業事故防止対策連絡協議会打合せ会を開催した。
	（佐久市・農村保健研修センター）
2月23日(水)	日本医学会・第78回評議員会に別所副理事長が出席した。
	（日本医師会館）
2月28日(月)	第３回全国農作業事故防止対策連絡協議会を開催した。
	(ＪＡ全厚連会議室）
4月25日(月)	菅直人・内閣総理大臣に、一般社団法人移行認可申請を提出した。
5月 7日(土)	農村の食と健康部会による「第１回発芽玄米摂取による臨床研究」
	打合会を開催した。（名古屋市・安保ホール）
5月 9日(月)	国際交流委員会が、国際地域医療保健学会の海外役員とスカイプ
	会議を開催した。（ＪＡ全厚連会議室）
5月20日(金)	１．第1回創立60周年記念式典実行委員会を開催した。
	（ＪＡ全厚連会議室）
	２．支部長・常任理事合同会議を開催した。（同上）
6月10日(金)	第４回全国農作業事故防止対策連絡協議会を開催した。（同上）

 

(２) 委員会報告

第143回理事会に先立ち、７月22日(金)午前９時30分から編集委員会を、午前10時から第２回創立60周年記念式典実行委員会を、また10時30分から、総務委員会、財政委員会、学術委員会、国際交流委員会−の各委員会を開催し、理事会提出議案を中心に審議等を行った。

　　　各委員会における主な審議事項は、次のとおり。

 

［編集委員会］(委員長:早川富博・足助病院長)

1) 創立60周年記念誌について

2) 日本農村医学会雑誌の発行状況について

3) 第60回学術総会プログラムについて

4) 平成23年度日本農村医学会研究奨励賞について　他

 

［創立60周年記念式典実行委員会］

(委員長:明石光伸・大分県厚生連鶴見病院名誉院長)

1) 創立60周年記念式典について

 

［総務委員会］(委員長:明石光伸・大分県厚生連鶴見病院名誉院長)

1) 一般社団法人移行に伴う定款の追加改正について　 　　　　　　　　　　　

2) 臨時総会の開催について                        

3) 第60回通常総会の提出議案等について    

4) 次期役員および評議員候補者の推薦等について    

5) 理事長・副理事長選出内規の一部変更について    

6) 次期理事長選出手続きについて    

7) 役員の旅費について 他

 

［財政委員会］(委員長:守田知明・周東総合病院長)

1) 平成22年度収支決算見込みについて      

2) 平成23年度事業計画および収支予算(素案)について　他

 

［学術委員会］(委員長:浜田正行・鈴鹿中央総合病院長)

1) 平成23年度ＪＡ共済連委託研究事業について

2) 第60回学術総会プログラムについて

3) 第61回学術総会(島根県)について

4) 第62回(平成25年度)学術総会会長の推薦について

5) 平成23年度日本農村医学会賞・金井賞および日本農業新聞賞の推薦について

6) 特別研究プロジェクト事業の実施状況と平成23年度研究計画について

7) 全国農作業事故防止対策連絡協議会について 他

 

［国際交流委員会］(委員長:川村功・下都賀総合病院名誉院長)

1) 国際地域医療保健学会について　他

 

(３) 定款の追加改正および臨時総会の開催について

　　　平成22年11月11日に開催した第59回通常総会において、「一般社団法人への移行および定款の改正について」が承認され、平成23年４月に内閣府に移行申請を行ったところ、内閣府より審査結果が通知され、定款の見直し修正を求められたため、定款の追加改正について協議し、承認された。また、定款の追加改正に関する件を議案とする臨時総会を平成23年８月18日に開催することを決定した。

 

(４)第60回学術総会プログラムについて

　　　学会長の田中孜・理事から、本年11月10日(木)・11日(金)の両日に開催する学術総会に係るプログラムの詳細等について説明があり、承認された。（概要：本会ホープページに別掲）

 

(５)次期役員および評議員候補者の推薦等について

　　　本年11月の役員および評議員の改選に向けて、理事(25名)、監事(３名)および評議員(136名)の候補者が決定し、第46回評議員会において推薦するとともに、第60回通常総会に附議することとした。

 

(６) 平成23年度日本農村医学会賞・金井賞および日本農業新聞賞の推薦について

　　　日本農村医学会賞は大淵宏道氏(本学会理事、山本組合総合病院名誉院長)に、また金井賞はＪＡめぐみの　助けあい組織「あい愛」に決定した。

　　　日本農業新聞賞については、臼田誠氏(本学会評議員、財団法人日本農村医学研究会日本農村医学研究所主任研究員)の日本農業新聞社への推薦を決定した。表彰式は、第60回通常総会終了後に行うこととしている。

 

(７) 平成23年度研究奨励賞について

　　　編集委員等からなる選考委員会の審査を経て、次の各氏に授与することを決定した。表彰式は、第60回通常総会終了後に行うこととしている。

 

［和文誌］

＜医師・研究者部門＞

「通院困難離島患者に対する両眼同時白内障手術と離島往診による術後管理の有効性と術後合併症発症の検討」

〔第59巻4号（2010.11）〕川本　晃司（周東総合病院　眼科）

＜コ･メディカル部門＞

「『特定健診・特定保健指導の功罪』

―当院診療圏での平成20年度実績からの考察―」

〔第59巻4号（2010.11）〕杉浦　正士（足助病院　健診部門）

［英文誌］

＜医師・研究者部門＞

「Risk Factors for Surgical Site Infection (SSI)after Urological Surgery : Incisional and Deep-organ/space Experience at Anjo Hospital」

〔Vol.4-2（2009.11）〕澤井  　潤（安城更生病院　内科）

　＜コ･メディカル部門＞

　　　　　「Psychosocial Factors That Have an Influence on the Effects of Obesity Improvement Programs」

〔Vol.5-2（2010.11）〕花岡　秀明（広島大学大学院）

 

(８) 第61回学術総会(島根県)について

　　　次期学会長の塩飽邦憲・理事（島根大学医学部環境予防医学教室教授）から、平成24年11月１日(木)・２日(金)の両日、島根県民会館において開催する学術総会について説明があり、承認された。

 

(９) 第62回(平成25年度)学術総会会長の推薦について

　　　前原和平・理事（白河厚生総合病院長）から立候補届が出され、協議の結果、次々期学会長に承認された。

 

(10) 創立60周年記念式典について

　　　創立60周年記念式典について協議し、以下のとおり決定した。

　　　　日時：平成24年７月７日（土）午後４時から

　　　　場所：ホテルオークラ東京　本館1階「平安の間」

　　　　内容：記念式典（記念講演：三浦雄一郎氏）および記念祝賀会

 

(11) 創立60周年記念誌について

記念誌の内容が承認され、創立60周年記念式典に直接配布することが決定した。

 

(12) 国際地域医療保健学会について

　　　　第18回国際地域医療保健学会が以下のとおり開催されることが報告された。

1)期　日：２０１２年１２月５日（水）〜８日（土）

2)場　所：インド　ゴア市

3)学会長：Dr. Ashok  Patil　(国際地域医療保健学会 会長)

4)テーマ：Challenges for Rural Medicine in the Global Village

 

(13) 特別研究プロジェクト事業の実施と平成23年度研究計画について

　　　「農薬中毒」、「農機具災害」、「農村の生活習慣病」、「農村の食と健康」の４プロジェクト事業における平成22年度研究概要および平成23年度研究計画が承認された。（本会ホームページ、主な事業、「特別研究班事業の概要」に掲載）

 

(14) 全国農作業事故防止対策連絡協議会について

　　　本学会、ＪＡ全中、ＪＡ全農、ＪＡ全厚連、農林中央金庫、家の光協会、日本農業新聞の７団体をメンバーに、関係機関･団体が連携して農業災害事故の根絶を目指して「全国農作業事故防止対策連絡協議会」が平成22年５月に発足し、同年11月にはサテライト研究会（於：岩手県盛岡市）を開催した。平成23年６月には第４回協議会を開催し、連携を図りながら各団体で農作業事故防止の取組みを推進することを確認した。また、第４回協議会からＪＡ共済連が会員となり、メンバーは８団体となった。

 

(15)農林水産省補助事業への協力について

　　　特別研究プロジェクト「農機具災害部会」が、農林水産省の平成23年度農作業安全推進体制緊急整備事業（農作業事故の対面調査事業）に協力することが承認された。

 

以上