181回理事会の概要について

 

本学会は第181回理事会を、第68回学術総会の前日、令和元年1016()午後1時から、北海道帯広市・ホテル日航ノースランド帯広において開催した。

当日は冒頭、新谷周三理事長(JAとりで総合医療センター院長)が開会の挨拶を述べ、続いて、名誉理事長の藤原秀臣先生および名誉会員の寺井継男先生からご挨拶をいただいた。その後、第68回学術総会会長の菊池英明理事(帯広厚生病院長)が挨拶し、新谷理事長を議長に議事に入った。

 

1.報告事項

1)一般報告

2)委員会報告 

3)平成30年度会員の動向について

4)日本農村医学会雑誌に係る編集業務の進捗状況について

5)第22期理事長選挙について

62019日韓台合同「農作業安全シンポジウム」について

7)特別研究プロジェクト事業の実施状況と令和元年度研究計画について

8)平成30年度事業報告、貸借対照表、正味財産増減計算書、財務諸表の附属明細書および収支計算書について(監査報告)

9)その他

 

2.協議事項

1)令和元年度事業計画および収支予算について   

2)第22期評議員の選任について

3)第22期役員の選任について    

4)顧問の推薦について                         

5)第69回学術総会(愛知県)について

6)特別研究プロジェクト実施要領の変更について

7)国際農村医学会について

8)第54回評議員会議事および第68回通常総会提出議案等について

9)その他

 

3.特記事項

(1)一般報告

令和元年

7月5日(金)

1.研究奨励賞選考委員会を開催した。(東京ガーデンパレス)

2.常任理事会を開催した。(同上)

7月6日(土)

1.各種委員会(総務・財政・編集・学術・国際交流)を開催した。(東京ガーデンパレス)

2.第179回理事会を開催した。(同上)

3.生活習慣病部会「介護予防コホート研究班会議」を開催した。(同上)

7月24日(水)

理事長・監査法人ディスカッションを開催した。

(JA全厚連会議室)

7月29日(月)

監事・監査法人打合せ会を開催した。 (JA全厚連会議室)

9月4日(水)

6日(金)

 EY新日本有限責任監査法人による平成30年度決算監査が実施された。(JA全厚連会議室)

9月10日(火)

厚生労働省委託事業「外国人労働者に対する安全衛生教材作成事業(農業)」に係る第2回検討会を開催した。

(JA全厚連会議室)

9月11日(水)

EY新日本有限責任監査法人から平成30年度監査報告書を受理した。

9月12日(木)

監事による平成30年度決算監査が実施された。

(JA全厚連会議室)

9月18日(水)

180回理事会を開催した (定款第39条に基づく理事会)。

9月19日(木)

68回通常総会の開催を通知した。

 

 

(2)委員会報告

181回理事会に先立ち1016()午前11時から、総務委員会、財政委員会、編集委員会、学術委員会、国際交流委員会の各委員会が開催され、午後に開催する理事会の提出議案を中心に審議が行われた。各委員会における審議事項は、次のとおり。

 

[総務委員会]

1)平成30年度会員の動向について 

2)第22期理事長選挙について     

3)平成30年度事業報告について

4)令和元年度事業計画について

5)第22期評議員の選任について

6)第22期役員の選任について     

7)顧問の推薦について

8)第69回学術総会(愛知県)について

9)第54回評議員会議事および第68回通常総会提出議案等について

10)その他

 (委員長:吉川 明・長岡中央綜合病院名誉院長)

 

[財政委員会]

1)平成30年度事業報告、貸借対照表、正味財産増減計算書、財務諸表の

 附属明細書および収支計算書について

2)令和元年度事業計画および収支予算について    

3)その他

(委員長:前原和平・白河厚生総合病院長)

 

[編集委員会]

1)日本農村医学会雑誌に係る編集業務の進捗状況について

2)その他

 (委員長:山本直人・海南病院名誉院長)

 

[学術委員会]

12019日韓台合同「農作業安全シンポジウム」について

2)特別研究プロジェクト事業の実施状況と令和元年度研究計画について

3)第69回学術総会(愛知県)について

4)特別研究プロジェクト実施要領の変更について

5)その他

 (委員長:塩飽邦憲・島根大学医学部特任教授)

 

[国際交流委員会]

1)国際農村医学会について

2)その他

 (委員長:新谷周三・JAとりで総合医療センター院長)

 

(3)平成30年度会員の動向について

平成30年度末の正会員数は、医師が4,617(前年度比+68)、医師以外205(同△4)、全体では4,822(同+64)となった。

 

(4)2019日韓台合同「農作業安全シンポジウム」について

1)開催日時 2019926日(木)

2)開催場所 韓国農村振興庁(韓国全州市)

3)参加者と発表演題

最初に韓国の農村振興庁・農業科学院李璡模院長等韓国側の挨拶、日本を代表して立身理事が挨拶した。その後、以下の3カ国8名が課題発表し、続いて3ヵ国6名から話題提供されて、全体討論が行われた。農作業安全に関わる研究者や行政、さらには農民団体の方々など、約100名が参加した。

 

<課題発表>

①日本における農作業事故調査の経過と今後の課題

立身政信理事((公財)岩手県予防医学協会産業保健支援部長)

②モグラ叩きゲームを用いた「認知⇒判断⇒操作」機能評価の可能性

-特に高齢者の自動車、トラクター等の運転において-

大浦栄次監事(富山県厚生連健康福祉課アドバイザー)

③高原野菜栽培者の健康実態と収穫時の作業負担に関する調査研究

栁澤和也評議員((一財)日本農村医学研究所主任研究員)

④台湾における農業就労人口の変化による事故原因分析         

李 鴻文(国立嘉義大学管理学院院長)

⑤台湾における農作業事故保険制度の現状と今後の政策展開

林 良榮(国立政治大学法学院専任副教授)

⑥韓国における安全管理の現状と方向性

Kyungran Kim (National Institute of Agricultural Sciences)

⑦韓国における農作業事故防止のための今後の法的制度

Youngmoon Kim (Prof. Chonbuk National University, Law school)

⑧高齢者のパフォーマンス改善プログラムの開発と評価

Eunkyung Kang (Prof. Kangwon National University Hospital)

 

<全体討論(話題提供者)>

①農作業環境に着目した農作業事故の発生要因と改善方法に関する研究

     田村孝浩(宇都宮大学農学部准教授)

②農作業事故防止のための最初のステップ

Sooil Kim (Ministry for Food, Agriculture, Forestry and Livestock)

③農業安全健康センターの運営

     Chulgab Lee (Chosun University Hospital)

④いのちを守れ~日本農業新聞の農作業安全報道~

     山田 優(日本農業新聞特別編集委員・明治大学兼任講師)

⑤台湾は農業労働安全におけるメディアの役割を促進する

汪 文豪(豊年社・台湾大学生物産業コミュニケーション学科兼任講師)

⑥報道機関は農民の安全と健康の養護者として行動する必要がある

       Jaeseon Song (The Korea Rural Women Weekly News)

 

(5)第22期評議員の選任について

各支部から推薦のあった評議員(144)の候補者について決定し、第68回通常総会において承認を受けることとした (22期評議員名簿:本学会ホームページ参照)

 

(6)第22期役員の選任について

各支部から推薦のあった理事候補者(25)、監事候補者(3)について、第68回通常総会において承認を受けることとした (22期役員名簿:本学会ホームページ参照)

 

(7)顧問の推薦について

新たに7名を組織顧問に委嘱することとし、第68回通常総会において承認を受けることとした(第68回通常総会の概要:本学会ホームページ参照)。

 

(8)第69回学術総会(愛知県)について

69回学術総会会長の川口鎮・豊田厚生病院長が概要を説明し、承認された(内容等:本学会ホームページ参照)

 

(9)特別研究プロジェクト実施要領の変更について

特別研究プロジェクト「農村の食と健康部会」は、これまで“食”をキーワードに、糖尿病患者を対象に臨床研究を行なったが、最終解析が終了したことから、農村の生活習慣病部会に合流することとなったため、特別研究プロジェクト実施要領を変更し、3部会(農薬中毒部会・農機具災害部会・農村の生活習慣病部会)とすることが承認された。(特別研究プロジェクト:本学会ホームページ参照)

 

10)国際農村医学会について

JRMJournal of Rural Mdicineは、2019425日からJRMホームページを開設し、投稿システムDigital submission websitehttps://mc.manuscriptcentral.com/jrumを構築した。これにより、JRMホームページThe new JRM website (https://www.j-rural-med.jp)からの電子投稿になることを提案し、承認された。(本学会ホームページ:おしらせ欄参照)

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