第193回理事会の概要について
本学会は第193回理事会を、令和4年7月8日(金)午前10時から、東京ガーデンパレスにおいてハイブリッドにより開催した。
当日は冒頭、佐藤賢治理事長(佐渡総合病院長)の開会挨拶に続き、藤原秀臣名誉理事長、守田知明名誉会員より挨拶をいただいた後、第71回学術総会会長の馬場良和理事(周東総合病院長)が挨拶し、佐藤理事長を議長に議事に入った。
1.報告事項
(2)委員会報告
(3)令和4年度JA共済連委託研究事業について
(4)日本医学会報告
(5)その他
2.提案事項
(1)学会の活動方針:地域医療・多職種連携
(2)学会の運営
①委員会委員長
②理事
③厚生連病院以外の理事・評議員候補者
④理事会・各委員会の開催方法
(3)国際農村医学会について
(4)その他
3.協議事項
(1)第71回(山口県)学術総会プログラムについて
(2)第72回(秋田県)学術総会について
(3)第73回(令和6年度)学術総会会長の推薦について
(4)「日本農村医学会学術総会会長の選考にかかる申し合わせ」の変更について
(5)名誉理事長の推薦について
(6)名誉会員の推薦について
(7)令和4年度日本農村医学会賞・金井賞および日本農業新聞賞・JA全厚連会長賞の推薦について
(8)令和4年度研究奨励賞について
(9)理事辞任に伴う理事補欠選任について
(10)決算に係る理事会の開催について
(11)令和4年度収支決算見込みについて
(12)第71回通常総会の提出議案等について
(13)特別研究プロジェクト事業の実施状況、令和4年度研究計画および今後の活動方針について
(14) 令和4年度特別研究助成積立特定資産の取り崩しについて
(15)令和4年度事業計画および収支予算(素案)について
(16)倫理・利益相反委員会外部委員の交代について
(17)会員申込書(個人会員)の変更について
(18)日本地域医療学会「地域総合診療専門医」制度に関する協力について
(19) 今後の会議日程について
(20) その他
4.特記事項
(1) 一般報告(期間:令和4年1月28日 ― 令和4年7月6日)
[会議等] |
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令和4年1月28日 |
常任理事会(実出席+Web出席)を開催した。 (東京ガーデンパレス) |
令和4年1月29日 |
第192回理事会(実出席+Web出席)を開催した。(同上) |
令和4年4月24日 |
1.理事長・青木公認会計士とのディスカッションを行った。 2.臨時常任理事会を開催した。(東京ガーデンパレス) |
令和4年6月21日 |
和文誌編集委員会をWeb開催した。 |
令和4年6月22日 |
国際交流・英文誌編集(合同)委員会をWeb開催した。 |
令和4年6月29日 |
学術委員会をWeb開催した。 |
[関係機関等] |
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令和4年2月16日 |
農林水産省「令和4年春の農作業安全確認運動推進会議」がWeb開催され、大浦評議員が出席した。 |
[日本医学会・日本医学会連合関連] |
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令和4年2月8日 |
2021年度日本医学会分科会用語委員会がWeb開催され、冨滿理事が出席した。 |
令和4年2月9日 |
日本医学会連合「2021年度加盟学会連絡協議会」がWeb開催され、佐藤理事長が出席した。 |
令和4年2月25日 |
日本医学会「第89回定例評議員会」、日本医学会連合「臨時社員総会」がWeb開催され、佐藤理事長が出席した。 |
令和4年6月29日 |
日本医学会連合「2022年度定時社員総会」および「日本医学会臨時評議員会」がWeb開催され、近藤理事が出席した。
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(2)委員会報告
[総務委員会](委員長:住元一夫・吉田総合病院名誉院長)
総務委員会は、令和4年7月8日(金)、第193回理事会に先立ち、午前9時からハイブリッドにより開催した。審議事項は以下のとおり。
① 学会の活動方針:地域医療・多職種連携について
② 学会の運営について
③ 第71回(山口県)学術総会プログラムについて
④ 第72回(秋田県)学術総会について
⑤ 第73回(令和6年度)学術総会会長の推薦について
⑥「日本農村医学会学術総会会長の選考にかかる申し合わせ」の変更について
⑦ 名誉理事長の推薦について
⑧ 名誉会員の推薦について
⑨ 令和4年度日本農村医学会賞・金井賞および日本農業新聞賞・JA全厚連会長賞の推薦について
⑩ 高野理事辞任に伴う理事の補欠選任について
⑪ 決算に係る理事会の開催について
⑫ 第71回通常総会の提出議案等について
⑬ 令和4年度事業計画および収支予算(素案)について
⑭ 倫理・利益相反委員会外部委員の交代について
⑮ 会員申込書(個人会員)の変更について
⑯ 今後の会議日程について
⑰ その他
[財政委員会](委員長: 森 達也・旭川厚生病院長)
財政委員会は令和4年7月8日(金)、第193回理事会に先立ち、午前9時から、ハイブリッドにより開催した。審議事項は以下のとおり。
① 令和3年度特別研究助成積立特定資産の取り崩しについて
② 令和3年度収支決算見込みについて
③ 令和4年度事業計画および収支予算(素案)について
④ その他
[和文誌編集委員会] (委員長:立身政信・(公財)岩手県予防医学協会産業保健支援部長)
和文誌編集委員会は、令和4年6月21日(火)午後2時からWebにより開催した。審議事項は以下のとおり。
① 日本農村医学会雑誌に係る編集業務の進捗状況について
② 投稿規程の変更、査読の方針、オンラインジャーナル化について
③ 令和4年度研究奨励賞について
主な協議結果
・著者実費負担の変更、査読者の確保を主目的とした査読報酬の設定、迅速査読を主目的とした査読表彰制度の導入を検討し、英文誌と調整を図ったうえで、次回以降の理事会にて提案する。
・論文掲載号(1・2・4・5・6号)と抄録集(3号)に分けてオンラインジャーナル化を検討する。
[英文誌編集委員会](委員長:冨滿弘之・JAとりで総合医療センター院長)
英文誌編集委員会は、令和4年6月22日(水)午前10時30分からWebにより開催した。審議事項は以下のとおり。
① JRMにかかる編集業務の進捗状況について
② JRM投稿規程の変更について
③ Editorial Boardについて
④ APC徴収について
⑤ 著者負担(超過頁)について
⑥ 査読確保対策について
⑦ 今後の対応について
主な報告・協議結果
・2022年6月1日に、投稿規程の投稿要件を変更(IARMに会員は存在しないため、投稿要件のIARM会員要件を削除)した。
投稿規程:2022年6月1日変更内容 |
投稿規程:2021年4月変更内容 |
JRMは2021年4月から、筆頭著者にも、JARMの会員資格を要求しない。 かわりに、論文が採用された場合、掲載にあたり、筆頭著者は、会員でない場合はJARMに新しく入会していただくか、あるいは、article processing charges (APC) として、国内の方は1万円、海外の方は100 米ドルの支払いを要する。 |
JRMは2021年4月から、筆頭著者にも、JARMまたはIARMの会員資格を要求しない。 かわりに、論文が採用された場合、掲載にあたり、筆頭著者は、会員でない場合はJARM/IARMに新しく入会していただくか、あるいは、article processing charges (APC) として、国内の方は1万円、海外の方は100 米ドルの支払いを要する。 |
・投稿規程を変更し、Acknowledgement、Ethical Considerations、Disclosure、Contributionの記載を必須とする(第193回理事会にて承認、実施)。
・和文誌と同様に、著者実費負担の変更、査読者の確保を主目的とした査読報酬の設定、迅速査読を主目的とした査読表彰制度の導入を検討し、和文誌と調整を図ったうえで、次回以降の理事会にて提案する。
[国際交流委員会](委員長:伊澤 敏・佐久総合病院臨床顧問)
国際交流委員会は、令和4年6月22日(水)午前10時からWebにより開催した。審議事項は以下のとおり。
① IARM役員体制(2021-2024)について
② IARM定款の変更について
③ IARM定款変更に関するスケジュールについて
[学術委員会](委員長:塩飽邦憲・島根大学名誉教授)
学術委員会は、令和4年6月29日(水)午後4時30分からWebにより開催した。審議事項は以下のとおり。
① 倫理指針について
② 利益相反指針について
③ 令和4年度JA共済連委託研究事業について
④ 第71回(山口県)学術総会プログラムについて
⑤ 第72回(秋田県)学術総会について
⑥ 第73回(令和6年度)学術総会会長の推薦について
⑦ 令和4年度日本農村医学会賞・金井賞および日本農業新聞賞・JA全厚連会長賞の推薦について
⑧ 令和4年度研究奨励賞について
⑨ 特別研究プロジェクト事業の実施状況、令和4年度研究計画および今後の活動方針について
⑩ 日本地域医療学会「地域総合診療専門医」制度に関する協力について
主な協議結果
・塩飽副理事長(利益相反委員会委員長)から、「日本農村医学会利益相反COIに関する指針」改定案が示された。今後、学術大会長、和文・英文編集委員会で協議し、最終的に倫理委員会と利益相反委員会においても検討し、令和4年10月の理事会に提案する予定である。
(3)令和4年度JA共済連委託研究事業について
令和4年度JA共済連委託研究事業6件の研究課題が決定したことが報告された(研究内容は本会ホームページ、主な事業、「委託研究事業」に掲載)。
(4)学会活動方針について
佐藤理事長が、地域医療・多職種協働による委員会・プロジェクトチームを設置し、常設研究体制とすることを提案し、承認された。また、第72回学術総会(令和5年10月開催)から、多職種連携セッション・シンポジウムを常設することも承認された。さらに、日本医学会連合が支援する領域横断的活動事業(加盟学会間の分野横断的連携)を活用し、学会間の連携や民間企業との共同プロジェクト事業の実施について検討する。
(5)学会の運営について
佐藤理事長が、医師以外の大学・研究所などに所属する会員を積極的に理事・評議員に登用することを提案し、承認された。
(6)国際農村医学会について
国際農村医学会は1961年にフランスで設立されて以来、事務局は日本からポーランドを経てハンガリーに移ったが、ハンガリーでは政変が起こり、2006年に事務局機能・会員名簿を含む資料がすべて消失した。そのため、2007年に本会(日本)が事務局を引き継ぎ、各国に働きかけ会員名簿のとりまとめに努力したが、整わず現在に至る。こうした経緯を踏まえ、課題を整理した結果、現状認識に立って現実的な運営をすべきとの結論に至り、定款を大幅に見直すこととした。主な変更内容は、会員を持たず、会費も徴収しない、理事会のみを設置する等で、変更案は承認された。今後、10月に開催する理事会・評議員会に提案・承認後、国際農村医学会に提案する予定である。
(7)第71回学術総会プログラムについて
学会長の馬場良和理事が、令和4年10月13日(木)-14日(金)に山口市にて開催する学術総会プログラムについて説明した。会場の収容人数は定員の50%以下とする、ポスター発表は密を避けるため座長を設定しない、会員懇親会は中止にする-などが提案され、承認された。今後の新型コロナ感染状況によってはオンデマンドによるWeb開催に変更することも承認された(概要:本会ホームページに別掲)。
(8)第72回(秋田県)学術総会について
第72回学術総会会長の神谷彰理事(北秋田市民病院長)が、令和5年10月19日(木)-20日(金)の2日間にわたり、秋田市において開催する学術総会の概要を説明し、承認された。
(9)「日本農村医学会学術総会会長の選考にかかる申し合わせ」の変更について
学術総会会長の立候補者がいない場合の対応を定めた「日本農村医学会学術総会会長の選考にかかる申し合わせ」の内容を変更し、地区ローテーション(①北海道・東北、②関東・甲信越、③北陸・東海、④西日本-繰り返し)を地区別施設会員構成比に合わせて、①:②:③:④=2:2:2:1とし、令和5年から適用することが承認された。
(10)第73回(令和6年度)学術総会会長の推薦について
関東・甲信越地区から佐藤賢治理事長(佐渡総合病院長)の推薦届が提出され、協議の結果、佐藤理事長を第73回学会長候補者として、第71回学術総会に附議することが承認された。
(11)名誉理事長の推薦について
第6代理事長(2013‐17年)として本学会発展のためご尽力いただいた早川富博先生(足助病院名誉院長)を名誉理事長候補者として、第71回通常総会に附議することとした。
(12)名誉会員の推薦について
本学会に多大な貢献をされた前原和平先生(白河厚生総合病院名誉院長)を名誉会員候補者として、第71回通常総会に附議することとした。
(13)令和4年度日本農村医学会賞・金井賞および日本農業新聞賞・JA全厚連会長賞の推薦について
日本農村医学会賞は前原和平先生、塩飽邦憲先生(島根大学名誉教授)の両氏に、日本農村医学会金井賞は、JA協同サポート山口株式会社に決定した。
日本農業新聞賞は、松本正人氏(株式会社メディカル工笑代表)の日本農業新聞社への推薦を決定した。また、JA全厚連会長賞は、岩沖靖久先生(JA広島厚生連吉田総合病院顧問)のJA全厚連への推薦を決定した。表彰式は、第71回通常総会終了後に行なうこととしている。
(14)令和4年度研究奨励賞について
編集委員等からなる選考委員会の審査を経て、次の各氏に研究奨励賞を授与することを決定した。表彰式は、第71回通常総会終了後に行なうこととしている。
[和文誌]
<医師・研究者部門>
「農村地域高齢者の生活機能向上に向けた地域づくり指標の開発と検証(第2報)農村地域高齢者の社会的相互扶助と生活機能の関連」[第69巻1号
(2020.5)]
南部泰士(日本赤十字秋田看護大学 看護学部)
<コ・メディカル部門>
「熊本地震1年後における就労者の精神的健康に関する研究─車中泊の特性と精神的健康に与える影響─」[第70巻2号(2021.7)]
古賀佳代子(福岡大学医学部看護学科)
[英文誌]
<医師・研究者部門>
「Progression of cervical intraepithelial neoplasia grade 2 lesions among Japanese women harboring different genotype categories of high-risk human papillomaviruses」[Vol.16-2(2021.4)]
軽部彰宏(由利組合総合病院 産婦人科)
<コ・メディカル部門>
「Effect of temporary school closure due to COVID-19 on musculoskeletal function in elementary school children」[Vol.16-3(2021.7)]
中島亮一(筑波大学大学院 人間総合科学研究科)
(15)理事辞任に伴う理事補欠選任について
高野靖悟理事(JA神奈川県厚生連代表理事理事長/相模原協同病院名誉院長)から辞任届(令和4年10月13日開催の第71回通常総会終了をもって辞任)が提出された。また、鷹津久登理事(中濃厚生病院名誉理事長)から令和4年6月16日付にて理事辞任届が提出された。
これに伴い、井關治和評議員(相模原協同病院長)、西脇伸二評議員(岐阜・西濃医療センター揖斐厚生病院長)を理事候補者として、第71回通常総会に附議することが承認された。
鷹津理事の辞任を受け、佐藤理事長は後任人事について、北陸・東海地区支部長に森拓也常任理事(鈴鹿中央総合病院名誉院長)、常任理事に川口鎮理事(豊田厚生病院名誉院長)、編集委員に西脇伸二評議員(理事候補者)を推薦し、承認された。
(16)第71回通常総会の提出議案等について
第71回通常総会の日時・場所・提出議案等について以下のとおり決定した。
1)日時:令和4年10月13日(木)午前10時30分から午前11時20分まで
2)場所:山口県山口市 KDDI維新ホール 1階「メインホール」
3)提出議案
第1号議案 令和3年度貸借対照表・正味財産増減計算書、財務諸表の附属明細書の承認に関する件
第2号議案 次々期(令和6年度・第73回)学術総会会長の承認に関する件
第3号議案 理事補欠選任の承認に関する件
第4号議案 顧問の承認に関する件
第5号議案 名誉理事長の承認に関する件
第6号議案 名誉会員の承認に関する件
4)報告
① 令和3年度事業報告ならびに収支計算書について
② 令和4年度事業計画および収支予算について
(17)特別研究プロジェクト事業の実施状況、令和4年度研究計画および今後の活動方針について
「農薬中毒」、「農機具災害」および「農村の生活習慣病」の3プロジェクト事業における令和3年度研究概要、令和4年度研究計画および今後の活動方針が承認された。
農薬中毒部会は、農薬中毒臨床例調査、農薬(ネオニコチノイド系殺虫剤)の使用制限による影響調査、農薬の生態系への影響について研究者と意見交換などを引き続き実施し、リスク低減策を立案・提言し、環境保全の部面で社会貢献を果たす。
農機具災害部会は、農作業安全教本の作成に向けた検討会の開催、JA共済連との事故データ分析の検討、韓国農村振興庁との情報交換-などを実施し、農作業安全対策に寄与する。
農村の生活習慣病部会は、介護予防コホート研究の最終年度(5年目)の「要介護認定調査データ」を令和5年2月までに収集し、解析方法を検討する。その成果は学術総会や日農医誌に発表する。
(18)倫理・利益相反委員会外部委員の交代について
宮原守男弁護士(虎の門法律事務所)のご逝去に伴い、吉田大輔弁護士(同事務所)に倫理・利益相反委員会の外部委員を委嘱することが承認された。
以上
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