医学研究の利益相反(COI)の開示のお知らせ

【お知らせ】

 

利益相反(COI)の開示について

 

医学医療の研究には、学術的成果の社会への還元(公的利益)だけでなく、産学連携等により生じる私的利益が発生する場合があり、この二つの利益が研究者個人の中に生じる状態を利益相反(conflict of interest: COI)と呼びます。

日本農村医学会では、会員の利益相反状態を公正にマネージメントするために「医学研究の利益相反(COI)細則」を策定しました。同細則は日本内科学会など内科系関連学会13学会が策定した「医学研究の利益相反に関する共通指針」及び「共通指針の細則」を基盤として策定したもので、2013年2月1日から2年間を試行期間とし、その後、完全実施をする予定としております。

会員の皆様におかれましては、雑誌への投稿時、また、学術総会等の研究発表に際しては、「医学研究の利益相反(COI)細則」を遵守して頂きますようお願いいたします。

 

20133

一般社団法人日本農村医学会

 

日本農村医学会雑誌および英文誌(Journal of Rural Medicine)投稿時のお願い

 

平成25年3月1日の論文投稿受付分からCOI申告書の提出が必須となります。

 

1.和文誌・英文誌の発表時のCOI開示について

著者全員について、投稿時から過去2年以内に、発表内容に関連する企業や営利を目的とする団体と経済的な関係を持っている場合、COI開示が必須になります。

 

和文誌は 様式2-Aにより、英文誌は様式2-Bにより、corresponding authorは著者全員からCOI状態に関する申告書を取りまとめていただき、投稿論文とともにお送りください。また、封筒には必ず著者(差出人)のお名前を明記してください。

様式2-A 日本農村医学会雑誌:自己申告によるCOI報告書

様式2-B Journal of Rural Medicine:自己申告によるCOI報告書

 

2.雑誌へのCOI開示内容について

開示内容は、論文末尾、謝辞(Acknowledgments)または文献(References)の前に記載し公表してください。利益相反開示事項がない場合は、同部分に「開示すべきCOIはない」あるいは「No potential conflicts of interest were disclosed.」などの文言を記載してください。

 

和文誌投稿規程  

 

英文誌投稿規程(English, 和訳

 

学術総会等の発表時のお願い

 

62回学術総会より、発表・講演に際して、筆頭発表者は利益相反(COI)の開示をすることが必須となります。

 

1.学術総会などにおける利益相反 (COI) 事項の申告

会員、非会員の別を問わず発表者は本学会が主催する学術総会などで医学研究に関する発表・講演を行う場合、筆頭発表者は、配偶者、一親等の親族、生計を共にする者も含めて、今回の演題発表に際して、医学研究に関連する企業や営利を目的とした団体との経済的な関係について過去1年間におけるCOI状態の有無について、様式1により自己申告をお願いします。

様式1 筆頭発表者のCOI申告書

2.利益相反(COI)の報告方法

1) 会員講演に関する抄録登録時

会員講演(一般演題、ワークショップ、臨床研修医セッション)のCOI開示につきましては、当学会ホームページ内にある「学術総会・演題登録」ページで利益相反の有無を選択し、利益相反が「有」の場合は「筆頭発表者のCOI申告書」(様式1)をダウンロードしてご記入の上、送信してください。

 

2) 発表当日

当日は、全ての筆頭演者の皆様に利益相反状態の有無に関わらず、COI状況を開示いただきます。

口演セッションの場合はスライドの1枚目に様式1-Aまたは1-Bを、ポスターセッションの場合はポスターパネルの最後に様式1-Cまたは1-Dにより開示をお願いします。

 

利益相反開示のスライド例

学術総会

口頭発表時

申告すべき利益相反(COI)状態が

ない時 (様式1-A)

パワーポイント

PDF

申告すべき利益相反(COI)状態が

ある時 (様式1-)

パワーポイント

PDF

学術総会

ポスター発表時

申告すべき利益相反(COI)状態が

ない時 (様式1-)

パワーポイント

PDF

申告すべき利益相反(COI)状態が

ある時 (様式1-D)

パワーポイント

PDF

 

COI自己申告の基準等

 

以下の条件に該当する場合には利益相反状態の申告が必要となります。

 

1.学術総会等の発表時:開示する対象者・条件

筆頭演者を対象とし、抄録登録から過去1年以内に、発表内容に関連する企業や営利を目的とする団体から、以下の表のいずれかに該当する報酬などを受けている場合。

 

2.和文誌・英文誌の発表時:開示する対象者・条件

著者全員について投稿時から過去2年以内に発表内容に関連する企業や営利を目的とする団体から、以下の表のいずれかに該当する報酬などを受けている場合。

項目

内容の説明

申告を要する条件

1.報酬額

企業や営利を目的とした団体の役員、顧問職などの有無と報酬額

1つの企業・団体から年間100万円以上のものを記載

2.株式の利益

株の保有と、その株式から得られる利益

1つの企業の1年間の利益が100万円以上,あるいは当該株式の5%以上保有のものを記載

3.特許使用料

企業や営利を目的とした団体から特許使用料として支払われた報酬

1つにつき年間100万円以上のものを記載

4.講演料等

企業や営利を目的とした団体より、会議の出席(発表)に対し、研究者を拘束した時間・労力に対して支払われた日当、講演料など

1つの企業・団体からの年間合計50万円以上のものを記載

5.原稿料

企業や営利を目的とした団体がパンフレットなどの執筆に対して支払われた原稿料

1つの企業・団体からの年間合計50万円以上のものを記載

6.研究費・助成金

企業や営利を目的とした団体が提供する研究費

1つの企業・団体から医学研究(受託研究、共同研究など)に対して、総額が年間200万円以上のものを記載

7.奨学(奨励)寄付

企業や営利を目的とした団体が提供する奨学寄付金(奨励寄付金)

1つの企業・団体から、申告者個人または申告者が所属する部局(講座・分野)あるいは研究室の代表者に支払われた総額が年間200万円以上のものを記載

8.寄付講座

企業や営利を目的とした団体が提供する寄付講座

企業等からの寄付講座に所属している場合に記載 

9.旅費・贈答品

研究とは無関係な旅行,贈答品など

1つの企業・団体から年間5万円以上のものを記載

但し、67については、筆頭発表者個人か、筆頭発表者が所属する部局(講座、分野)あるいは研究室などへの研究成果の発表に関連し、開示すべきCOI関係にある企業や団体などからの研究経費、奨学寄付金などの提供があった場合に申告する必要がある(詳細は細則第2条を参照)。

 

日本農村医学会「医学研究の利益相反(COI)細則」

 

 本学会の利益相反細則を掲載しております。

*        医学研究の利益相反(COI細則 PDF:305KB

 

COI各種申告書ホーム

 

COIに関する各種フォームを掲載しておりますので、ダウンロードのうえご利用ください。


様式1

学術総会等の発表時)筆頭発表者のCOI申告書 (再掲)

(※学術総会の一般演題筆頭発表者の様式1による申告は,一般演題登録画面での入力による登録になります。)

様式2-A

(日本農村医学会雑誌投稿時)   自己申告によるCOI報告書 (再掲)

様式2-B

Journal of Rural Medicine投稿時)自己申告によるCOI報告書 (再掲)

様式3

役員等のCOI自己申告書

 

COI 関連リンク

 

利益相反(日本内科学会)

http://www.naika.or.jp/coi/coi_top.html

 

日本内科学会の「Q & A

http://www.naika.or.jp/coi/qanda1.html

 

臨床研究の利益相反ポリシー策定に関するガイドライン

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/dl/s0606-3i.pdf

 

日本医学会 医学研究のCOIマネージメントに関するガイドライン

http://jams.med.or.jp/guideline/index.html

 

文部科学省 利益相反ワーキンググループ報告書

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu8/toushin/021102.htm

 

厚生労働省 厚生労働科学研究における利益相反の管理に関する指針について

http://www.mhlw.go.jp/seisaku/2009/06/01.html

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/i-kenkyu/index.html

 

厚生労働省の「Q & A

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/i-kenkyu/rieki/txt/qa.txt



    | セキュリティプライバシーポリシー著作権について
All Rights Reserved, Copyright(C) The Japanese Association of Rural Medicine