「全国農作業事故防止対策連絡協議会」の設立について

 

 

農作業中の事故で毎年約400人の農業従事者の命が失われており、労働安全衛生法の埒外となっている農業従事者の労働安全を確保することは喫緊の課題となっている。

一方、農業安全対策に取り組む機関・団体はこれまで、個別の取り組みに終始し、相互に情報交換などを実施してこなかった。

こうした中にあって、各機関・団体が連携して情報の共有化を図り、より一層効果的で効率的な農作業事故防止対策を講ずるなど、体系的な取り組みを推進するため、JA全中と日本農村医学会が共同事務局となり、JAグループ全国機関をはじめ、農林水産省や農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)等の関係諸機関・団体に呼びかけ、「全国農作業事故防止対策連絡協議会(連絡協議会)」を設立することとした。

第1回連絡協議会は5月27日、東京・大手町のJAビルにおいて開催し、「設立趣意書」、「設置要領」が承認され、正式に発足するにいたった。

また同日の協議において、会長には本学会の藤原秀臣理事長(土浦協同病院長)、副会長はJA全中の前嶋恒夫常務理事ならびに本学会・立身政信副理事長(岩手大学教授・保健管理センター長)がそれぞれ選任された。

 

  なお、農作業事故防止に係る活動に関連して、第59回日本農村医学会学術総会(岩手県盛岡市)の翌日(1113)にサテライト研究会「全国農作業安全活動発表集会および合同シンポジウム」(主催:()日本農業新聞、()日本農村医学会)が開催された。

 

  (参考)

    1.連絡協議会・設立趣意書

    2.連絡協議会・設置要領

 

以 上



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